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本物への憧れと見極める力。



神戸発祥のにしむら珈琲は70年以上も続く伝統ある老舗。


フードも珈琲も安定して美味しい。
サービスも良い。


長く続いてきたからこその「重厚感」みたいなものを、お店に入るといつも感じるのです。

レッスンの合間に夫とランチ。







子どもの頃、大事なコンクールの前には私の恩師のまた恩師である偉大な先生方の家でレッスンを受けていたのですが、背筋がシャンと伸びる緊張感があったのを思い出します。



あぁ、今まで何十年もここでたくさんの生徒がピアノを学んだんだなぁ、と。



長年続けてこられた先生方の教室って、そんな歴史を感じさせる空気が流れていると思うのです。



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今は色々な音楽がすぐ聴けますが、プロの音楽家の方のコンサートを聴くと、やっぱり本物の音だ!って感動するし。



伝統のある旅館やホテルに泊まった時に、プロが仕立てるインテリアや花の装飾に触れると嬉しくなる。



夏の甲子園球場に足を運ぶと、長く繰り広げられてきた高校球児の伝統に感動が止まらない。




本物の持つ力に吸い寄せられて、人は集まる。




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ですが、若くしてすでに只者ならぬ「本物オーラ」を持つ方もおられますよね。



藤井風、米津玄師などの有名人の方は溢れ出す才能ですでにスーパースターになられていますが、そんなすごすぎる方はさておき。





身近な例で言うと、私の通っている美容室のオーナー美容師さん。40代。




芦屋の一等地にある美容室は常連さんでいつも賑わうお店です。

(その他にも2店舗経営。)



カットの技術に自信に満ち溢れているのが伝わるから、安心して任せられるのです。



だから私も「お任せで」と一言言うだけ。


そうすると「オッケー」とサクサク切ってくださる。


「お任せで」って美容師さんにとったらきっと1番嬉しい言葉ですよね!


あれこれ写真を見せるわけでもなく、技術と腕を本物だ!と信じてもらえてる証。




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ただし、売れているからといって本物とは限らないから、「本物を探し出す自分の目」をこれからの人生で磨いていきたいなと思うのです。




本物を知っているか、知らないか。



この差は、音楽においても、何においても、大きいはず。



幼少期からプロのピアニストのコンサートに連れて行ってもらったり、憧れを抱くようなピアノの先生に師事することができ、大人になってからは音楽の都ウィーンで学び。



「音」や「音楽」がどうなのか、判断できる力を育ててもらいました。




時間と経験を重ねたからこそ身についたもの。







食、芸術、本、空間、自然…



これからは音楽以外のことに関する見る目も、時間をかけてもっともっと磨いていきたいと思うのです。



そのためには家の外に出て、本物に触れることが大切ですね!!




お金や時間はかかるけれど、その手間を惜しんではいけないなぁ、とふと思ったのであります。


審美眼。
センスとはまた違う。
指導者としてもすごく大切なことのはず。
それをじっくり磨いていきたい。
Instagram@neben.ashiya





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