どうなる?タワマンvsスケボー問題
こんにちは、暮らしくんです!今回は度々話題になるタワマンvsスケボー問題について、実は元スケートボーダーの暮らしくんなりの意見を書いてみたいと思います。
ことの発端はこのツイートで、最近話題になりました。
内容は豊洲エリアでスケートボードに乗った少年がベンチなどをがりがり削っている動画です。
これは豊洲に住んでる人からしたら、絶対許せないなと思いますし、スケートボーダーの中でもひどいほうだと思います。
近未来予想図にも湾岸に住んでいる方がいるので、スレが立ち上がり物議を醸しました。
確かにこの動画に関してはスケートボーダーが悪いですが、Twitter上での引用リツイートなどを見てみるとスケートボードそのものに対する否定的な意見があり、ここはひとつタワーマンションをはじめ不動産の発信をしながらも、スケートボードに5年近くハマっていて、あの堀米選手とも滑ったことがある割とガチな暮らしくんが勝手に代表して、タワマンとスケボーの共生について考えてみたいと思います。
スケートボードが話題になったきっかけ
そもそもスケートボードが注目されるようになったのは東京オリンピックの影響がやはり大きいですね。
2020年度に初めてスケートボードがオリンピック種目として決定され、スケボーブームが到来しましたが、それまで日本では割とマイナースポーツな印象が強かったスポーツです。
そして延期されながらもオリンピックが開催されたわけですが、なんと金メダルを獲得したのは屈強な外国人選手ではなく、
日本人の堀米雄斗選手でした。
女子の部門でも日本人選手がメダルを獲得し、日本国内でのスケートボードブームが加速しました。
そんな空前のスケートボードブームに新豊洲にはNIKEデザインの立派なスケートパークが完成し、2022年11月には堀米パークが江東区にオープンする予定です。
日本もついにスケートボード大国になるかと思いきや…
そんな矢先に待っていたのは、湾岸を破壊するスケートボーダーたちと湾岸住民の闘いでした。
なんでスケボーパークがあるのに豊洲でやるのか
スケートボード経験者の私ですが、スケートボードは意外と繊細なスポーツでサッカーや野球のキャッチボールのようにどこでも気軽にできるものかと言われたらそうではありません。
スケートボードに適した環境として
大きくこの二つがスケートボードを楽しめる環境の条件です。
スケートボードのタイヤは堅いがゆえにゴツゴツしたコンクリートの上では滑ることはできません。またギャップがあることで様々なトリック(スケートボードの技)を練習できるんですね。
これをもとに街を見渡してみると、渋谷は地面がゴツゴツしているし、新宿も人が多すぎる。一方で豊洲や湾岸エリアを見てみると再開発で道が整備されていて、なんと綺麗なベンチや階段がたくさんあるじゃないか!とスケートボーダーからすると最適な場所なんですよね。
これが豊洲エリアにスケートボーダーたちが現れる原因のひとつです。
警察とのイタチごっこは撮れ高に
そしてもうひとつスケートボーダーの厄介なところは”カルチャー”です。
もともとストリートスポーツなので、結構スラムなイメージや文化が残っているスポーツだなと思います。
その代表例として、”警察とのイタチごっこ”があります。
よく海外のスケートボーダーの動画を見てみるとセキュリティに怒られながらもトリックを決める映像が流れます。
オリンピックに出場した堀米選手やアメリカのスター選手NYJAHもセキュリティに怒られながら、何度もトリックに挑戦する様子がネットにあがっています。
警察に抗いながらもトリックを決めるところに、カッコよさというか、負けん精神を感じる。そんな感覚がスケートボーダーの中にはあるような気がします。
タワーマンションは青空が背景にあるほうが映えるように、スケートボードも警察と映ったほうが映える。
そんな具合な感覚でしょうか。もちろん一部のスケートボーダーだけですが、私もスケートボードをやっていたときはよく近所のおじさんに怒られながらやってました。
スケートボーダーにとって日本は狭い
もちろん器物損かいは犯罪ですし、スケートボーダーの負の文化を肯定するつもりはありませんが、スケートボーダーにとって日本はすごく生きづらい環境だなと私自身スケートボードをやっていて思っていました。
公園でやろうものなら危険だからと注意される。住宅街でやろうものならうるさい。と怒られる。
スケートボードは大きな音を立てますし、速いスピードが出てしまうものなので難しいなと思います。でもスケートボードパークが近くにないので、どうしても地元で少し乗りたいなって時にちょっと迷惑をかけてしまうんですよね。
悲しいスケボーキッズたち
また最近ちょっと気になったことがありました。
ついこの間、羽沢横浜国大にリビオタワーというマンションが建つというので現地を見に行ったことがあります。そのとき建設現場の横にスケボーキッズたちがいたんですね。
羽沢横浜国大はまだまだ人通りが少ないこじんまりした駅です。
その駅の裏にある道路でスケボーをやってる子たちが数人いたんですが、ちょうど良い場所を見つけたなと思いましたね。
公道なので、犯罪ではあるんですが、車通りもほとんどないですし、すぐ隣を線路が走っているので音も気にならない。地元の子たちがスケボーを楽しむには良い場所だなと思いました。
ただ一方でリビオタワーが完成し、入居が始まったら、どこからか引越してきた大人たちにうるさい。マンションの近くでやるな。と地元の子どもたちが怒られる姿を想像するとちょっとかわいそうだなと思ってしまいます。
これは都市開発のジレンマかもしれませんね。
どうやったらスケボー被害はなくなるのか
ここまでスケートボーダー側の視点も交えて、タワマンvsスケボー問題について書いてみましたが、やはり自分の街が他人に傷つけられるのは許せない行為であってはならないことだと思います。
そしてスケートボードパークができたら、当然、街にスケートボーダーの数は増えますし、一部のモラルのないスケートボーダーが江東区の治安を悪化させる可能性もあります。(実際、SNSでは既に炎上してますね)
サロン内では「子供たちに被害が出ないうちに対策を取ってほしい。」
「江東区への批判が集まりそう。」といった意見の他にこんな意見があり、目に留まりました。
スケートボードを江東区に立ち入り禁止にするのは簡単ですが、スポーツとしてスケートボードに真摯に取り組んでいるプレイヤーがいることを考えるとやはり共生の道を探したいなとは思います。
一方でサロン内の都市開発に携わるメンバーからは
というような居住者側、スケーター側とは異なる第三者側からの意見もありました。
一方で私自身は警察もより厳しく取り締まっても良いと思います。
実際スケートボードをやっていると音がうるさかったりするので、過去に通報されて警察に怒られたこともあったんですが、何か罰則があるかと言われたら注意されるだけなんですよね。
恐らく警察も現行犯で何か器物を損壊している場所をとらえないと取り締まれないのかもしれません。けれどその「おそらく捕まらないだろう」という認識が豊洲の被害に現れているのだとも思います。
ただスケートボーダーの心理として、やはりスケボーをしててもすぐ通報されて追い返されるとわかっていれば、時間の無駄なので最初からそこに行こうとはなりません。
スケートボードブームは始まったばかりなので、そういうモラルのないスケートボーダーは通報していくことで、いなくなる日が来ることを願うばかりです。
とはいえスケートボード自体は楽しいスポーツなので、ルールを守って楽しみたいものですね。
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