見出し画像

DQN・ヤンキーと接することがない人生を子どもに歩ますことが正解なのか問題

こんにちは、フリーランスITコンサルタントのケビン松永です。

私と、マンションブロガーのらえもんさんが主催する近未来予想図サロンでは、近未来予想もさることながら、ふとした雑談スレがものすごい盛り上がりをみせることがあります。今回は「海龍」さん立ち上げてくれたこんなスレッドをご紹介します。

画像1

海龍さん:外資メーカーでマーケティングをやっている人

自分は公立だったけど子供はどうする?

(海龍さん)
私は小学校~高校まで公立でしたが、小・中学のときは今思えばいろんなバックグラウンドの子供がいました。一方、高校からは周りの偏差値が自分と同程度のためかばらつきが少なく、大体がサラリーマンか公務員の子供でした。

今月の未来予想イベントが教育だったので教育のこと、特に自分の子供のことを最近よく考えてしまいます。

最近までは、子供なんて自分と同じく高校まで公立でいいだろと思っていたのですが、自分の子供のころみたいに受験で一発逆転できない世の中になってきてる気もして私立も検討し始めました。

ただ、自分の子供を小学校or中学校から私立に入れたら「土産物店の人たち」的な人たちとほとんど接することなく生きていく可能性があり、そしたら民草への想像力が足りないNewspicks的大人になってしまうのかもしれないと思ってハッとしました。

正直、自分の子供たちがNewspicks的大人になるのはすごく嫌だし、なんか温室育ちで免疫力つかなさそう。でも公立に行かせるリスクは昔より高くなってる気がする、という感じに揺れています。

みなさまの教育方針知りたいです!

海龍さんの発信に、サロン主の、のらえもんさんが勢いよく手を上げて発言してました。

【のらえもん】
(長い自分語りはここでは省略)
いやいやいや…よくわかります。私も郊外の公立組ですから、東京に出て周辺の「小学校から私立」みたいなお母様のお話を聞くと、正直違和感あるんですよね。私が通った公立小学校はいろんな子がいました。土建屋社長の息子、ヤ○ザの息子、今にも崩れ落ちそうなトタン屋根の家で暮らす父子家庭の娘…私立に行くとフィルタリングがかかるわけで、このような世の中のバラエティに飛んだ人たちと触れ合わなくなるわけです。それがいいことなのか。

私の子どもたちはタワマン産まれ東京育ちなのですが、彼が成長した時に紛れもないマイルドヤンキーである私の一族をどのように見て、評価していくのか興味があります。しかし、帰るべき田舎があるのはとても良いこと。
多様性の確保は私の一族だけで十分で、ほとんどの子どもは学校が全てでしょうから、そこで無駄にストレスを抱えるようなことはなくても良いのかな、まぁそう考えてタワマン街に引っ越しました。できれば、中学校まではいてもらいたい(辺に荒れていることあれば中学校から私立)、そこから先は自分で切り開いてくれればいいのかな、親が教えることは「お前がいまいる場所がすべてではなく、いろんな人がいる」ということを口酸っぱく教えることでしょうね。


他の方々にも大きな関心事項だったようで、あれよあれよと皆さんの意見が書き込まれます。

公立での体験談

(まさきんぐさん)
私が通っていた中学校はDQNが支配しており凄惨なイジメも多かったです。。私はそれらを止めに入れるほどヒエラルキーが高くなかったので、イジメられている奴らをかばうことも出来ず、自分が巻き込まれない様、価値観の合わないDQNと本意でもないチョイ悪トークに話を咲かせるのに精一杯で、毎日辛かった思い出があります。

仲良く楽しく過ごせるならば公立中学校に行かせたいと思う一方、私の様な経験をするくらいなら自分と価値観の合う友達がいる可能性が高い学校に子供を行かせたいな、と。

子供には価値観を共有出来る仲間が一人でも多くいてくれそうな学校に行って自分が出来なかった青春を存分に謳歌して欲しい、というのが我が家の教育方針です。
(のんみさん)
私は東京23区の北のほう出身です。だいたいネットに書いてあるイメージと相違は無いと思います。

現在は意図せずともそんな環境とは真逆のNewspicks予備軍を量産しそうな地域に住んでおり、このテーマは自分にも重要な問題です。

「中学受験当たり前。中受しないは人に非ず」くらいの思想の親が周りに結構いて公然とその思想を口に出してしまう人がいます。(私は一切そういう人には近づきません)

そういう大人にはなってほしくない、それこそ多様性が理解できない、自分の世界しか知らないというかそれ以外の世界に思いを馳せることができない視野狭窄な人間だと心の中でいつも思っています。

どうしようもないDQNも遠ざけるべきですが、こうした自分のいる世界や思想だけが正しいとか全てだと思っている人も遠ざけるべしですし、子供にはそうなってほしくないです。

勉強するとどうなるか?しないとどうなるか?についてはドラゴン桜を何度も見せて教え込んでおります。

そういう世界があるとは知ってて欲しいが...

(DJあかいさん)
(たとえば爆発的なヒットや起業ってそういうマスな人相手だから)そういう世界がある事は知ってて欲しいけど、そういう方面に行って欲しくないという難しさはありますね。

子供の世界だと割と年長者の意見をそのまま受け入れがちだから荒れてる学校とかだとすぐそっちの方行きがちですからね。

僕も地元だと、あいつが遊びにくるとゲームソフトがなくなるっていう手癖の悪いやつとかスカジャンで学校来るやつとかいたので、多様性はどこまで必要か、多様性は知っておいて欲しいけど取り込まれないで欲しいと色々思うところはあります。
(カッパッパさん)
・多様性があること自体は必ず知っておいて欲しい
→頭の良い人ばかりではなく、話の通じない人たちもいるし、価値観の異なる人もいる。そうした人たちが社会を作っているし支えている

・学力の低いというかマイルド以下のヤンキーが多いと相対的にDQNの割合が多い
→子どもの段階だと影響受けやすく、出来ればそうしたところには行って欲しくない

また東京、大都市以外だとだいぶ状況も変わってくるのだと思います。地方は基本マイルドヤンキー的社会があります。ちなみに愛知県だとマイルドヤンキーでも車業界の工場で高卒で働くと年収1000万超えというマイルドヤンキーエリートみたいなコースがあります。

正直、教育あまり真剣に考えられていないのですが、小学校までは公立、中学は荒れていない前提で公立、荒れているなら私立がいいよなあと思っているくらいです。自分の子どもが私立中学に入るなんてなかなか思えないんですが。

子供に身につけさせたい多様性って何だろうね


(ケビン松永)
私自身は関東近県の郊外で、市立の小・中学校、県立高校に進学し、大学から東京の私大に通うパターンでございました。初体験は青カン3Pです(聞いてない。

自分が公立で思春期を過ごしまして、そこから得られたメリット、身につけた処世術みたいなものも十分に感じてますので、子供の中学受験を考えた時にこの問題についてはだいぶ悩みました。

ただ、いったん辿り着いた考えとしては「ま、必要ないかな」ってところです。

1) 公立学校に拘らなくても、趣味や地域の活動やSNSなどで、学校とは違う軸で人と知り合うことは可能だし、それをうまく切り開いてやることは可能であろう

2) そして、多様性を広げるという意味では、日本のDQN文化に拘る必要ないなと。世界にはもっとたくさんの、価値観の異なる異次元の人々(DQN)が居て、そういう人々と接する経験ができたら、たぶん日本ローカルのDQNに閉じるよりも良い経験になりそう

3) 久しぶりにに中学の同窓会やって、LINEグループで地元の旧友100人ぐらいと繋がったんですけど、最初は久しぶりですごく楽しかったものの、久しぶりを通り越して日常会話してるとマジでつまらない。。

といった感じで、自分の子供達には出来るだけ学校外の世界を開いてやることで、多様性を体感させてあげたいと考えております。

学校について自分の経験だけで考えるのはNG

子供が通う学校選びって、半分ぐらいは学友選びだと思うんですね。

そして、学校を巡る状況は常に移り変わっているので、20年以上も前の自分の経験を元にして考えるのはかなり危うい。

例えば、私は地元の県立高校出身で、その地域ではトップ進学校でした。周囲に優秀な私立校もなかったために、勉強ができる子は、みんなそこに行くという文化が出来上がってました。

ところが、最近、母校の最近の状況を調べてみると、だいぶ凋落しているらしいのです。調べてみると、どうやら県内の高校の中で学区の撤廃があった影響のようでした。

学区を越えて高校を選んでよいとなった結果、超優秀な子はこれまでは学区外だった県立高校を選ぶようになったため、県立高校の間でも競争が激化する事態に発展する事に。

できる子はどんどんトップ校に集まるようになるので、今まで学区という規制で守られていた2番手クラスの高校からはどんどん人材が流出していき、自分の母校は、その流れで凋落していったようです。

都心部で中学受験が盛んな理由

一言でいうと、通える学校の選択肢がたくさんあり、自由化されたマーケットで熾烈な学校間の競争をしているからです。

優秀な生徒が評判の良い学校に集中すればするほど、取り残された学校はスラム化します。そうすると焦った親が、どんどん子供を受験させて・・・という無限ループに突入しています。

今後はオンライン化の流れも進み、ますます制限が取り払われて、人気のある学校はますます人気が集中し、時代に取り残された学校は廃れるという流れが加速することになるでしょう。

時代の変化に取り残されないよう、引き続き注視していきたいトピックです。

ぜひサロン紹介動画をご覧ください


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?