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【私のマルチ失敗談】③ビジネスに本格的に取り組むまで(3)

おはようございます。
こんにちは。こんばんは。

みると申します。

いつもお読み下さり、ありがとうございます😌

プロフィールにもあるように私は、
・元某MLM(ネットワークビジネス/マルチ商法)会員
(有名なA社、N社ではありません)
・登録期間約5年、登録メンバー0←
・残ったのは製品在庫と借金だけ

でした。
辞めてからも、いろいろ苦しむ場面もあります。

このことから、
ネットワークビジネス(マルチ商法)に関わって
かつての私のように苦しんでいるのに
なかなか辞められなかったり
大切な人がそうなって悩んだりしている方々に

私の失敗談から少しでもヒントを
提供できたらと、noteを書いています。

簡単な自己紹介と経歴は、 こちらに書いています。
👉自己紹介&note開設理由|みる|note

前回は、私の生い立ちと
ネットワークビジネス(マルチ商法)との出逢い
よくわからないまま登録してしまうまで
までを書いていきました
👉【私のマルチ失敗談】まとめページ|みる@私みたいになるな!|note

今回で、ビジネスに本格的に取り組むまでの話は最後です。
2章くらいと言っておきながら3章になってしまいました…(^^;

今回の失敗ポイントは
「感情的になり周りの言葉に流されすぎた」ことだと思います。
本当に、感情で生きてきすぎていたなと反省してます。


ビジネスに本格的に取り組むまで③

●前回までの登場人物や場所、あらすじ

  • みる…私。当時20代。
    このnoteの著者。いじられキャラ・ドジな自分が嫌い。
    自己肯定感低い。変わりたい願望あり。

  • エミカ(仮名)…当時20代。
    みるが大学時代に知り合い憧れを持っていた友人。明るく元気で自信家。Y社ビジネスの紹介者。

  • Y社…私が過去に登録し、ディストリビューターを務めていたネットワークビジネス(マルチ商法)の会社

  • ヒデオさん、フミコさん夫妻…エミカの両親。10年以上Y社ビジネスをやっている中堅会員。当時50代。

  • キヨコさん…エミカ一家のアップライン(親分的存在)
    モデルのようにすらっとしていて、柔軟な考え方ができる女性。Y社で上位会員(月収数百万)。当時40代。

憧れのキヨコさんと仕事をしたい!という一心で
ビジネスに夢中になってしまい
取得したフェイシャルエステの技術を友人に提供したり
食事の際にキヨコさんへの紹介を提案するも
そこからが続かない私。

キヨコさんには「ある程度は自分で話をしなくては駄目だよ」と厳しくされ、私は紹介者のエミカからは詳しく話を聞かなかったけど…?と扱いの差を感じてしまっていました。

でも、上手くいけばキヨコさんが認めてくれる、褒めてもらえると考え動き続けました。

●キヨコさんの限界?

キヨコさんに個人的に会えることは少なくなっていましたが、週1回平日の夜キヨコさんがセミナーを開いてくれていたので、そこには必ず行っていました。

そこには、エミカ、ヒデオさんフミコさん、他にもキヨコさんつながりでビジネスをやっている方でにぎわっていましたが、次第に毎週来るのは固定のメンバーになって行きました。

ある日、セミナーの終わりに
「ちょっと今日はみんなに話があります」
とキヨコさん。

何だろう・・・?
私もエミカ達他の参加者もそう思っていたと思います。

キヨコさんは続けます
「このセミナーはね、本来、新規の方向けなの。
理想は例えば今週Aさんを連れてきたら次の週はAさんがBさんを連れてきて、BさんがCさんを連れてくる…という流れがこの仕事の基本なんだけど…」

「でも毎週、メンバーが固定になっているよね?
だからちょっとやっていても無駄なのかなって思うときがあって…」

「でもこういう場所にしてしまったのは、私にも責任があります…」
と言ったキヨコさんの目からは涙がこぼれ落ちました。

「内輪だけの会になってしまうなら、皆活動に行った方がいいかと思うので、私のセミナーは今回でたたもうと思います。」
と、キヨコさんは涙声で私たちに言いました。

しばらく誰も何も言えず、「キヨコさんに甘えていてすみません…」と口を開いた一人の参加者に続いて口々にみんなで「すみませんでした…」と言うしかありませんでした。

「泣いちゃってごめんなさい、ダメだね。
今後もそれぞれ頑張りましょう!」というキヨコさんの一言でその日でセミナーは終わりました。

そんな気持ちでいたなんて、考えたことなかった。
私もキヨコさんに助けてもらうことばっかり考えていたな…。
もっと自立しなきゃ…!
と私は反省しました。

帰り際にエミカに「私も最近、動けてなかったから反省だわ…うちらも頑張ろうね!キヨコさん泣かせてる場合じゃないよ!」と励まされ、
私は「うん!頑張る!」と答えました。

それを境に、キヨコさんはいつも欠かさず来ていた会社主催のイベントやセミナーでも姿を見かけないことが増えました。

風の噂によると親御さんか親戚の体調が良くなく、どうしてもキヨコさんがお見舞いや看病をしないといけないとのことでした。

キヨコさんは今大変だから、今度会ったときにいい報告ができるように頑張ろう!と、私は気合を入れなおしました。

リーダーの方も抱えていることがあるんだよなあと
わかった出来事でした。

でも、ここで更に「頑張ろう」という思いを持ってしまったことが
後に自分を苦しめることになるなんて
この時は思ってませんでした。
いずれ上手くいく!と信じ切っていました。


●本業かY社ビジネスか…

ビジネスへのモチベーションが高まる一方、本業の職場では土日に人が足りないということで、土日に休みがとりづらくなりました。

エミカから「土曜日来れないの?」「日曜のイベントは?」と連絡が来ても、私は「仕事だから…」と断っていました。

ネットワークビジネス(マルチ商法)は、イベントやセミナーは主に平日の夜や土日祝日などにあります。
(全ての会社がそうかはわかりませんが、経験上と聞いた話では基本的に会社員が仕事が終わるであろう平日夜19時頃~、人が集まりやすい土日にそういったイベントセミナーがあるようです)

私は土日出勤する代わりに平日に休みが貰えたので、平日夜のセミナーは欠かさず参加していました。

その時に、エミカや親のヒデオさんフミコさんにもこう言われました。

「え、土曜来れないの?絶対来た方がいいよ!」
「日曜日のイベントは、●●さんの話が聞けるから特別だよ!」
「そんなんじゃ成功できないよ?」
「どうせアルバイトなんだし1人くらいいなくたって、休んだってどうにかなるでしょ!」
「体調悪いんでって言えば休めるって!」


本業の仕事の方は前にも書いたように、部下をいじめたりするような人はいなくて、平和で気さくな雰囲気でした。

仕事も覚え、動けるようになり認めて頼ってもらえるようになっていました。やりがいを感じていました。
先輩方とも仲良くなり、仕事帰りにご飯に行ったりもしていました。

そんないい職場に迷惑をかけたくない…と思って迷っていました。
土日はとても忙しい職場だったので。

実は本当は、この頃から本業の方が楽しく
Y社のビジネスは少しつらいなと思い始めていました。

でも私は、キヨコさんにも認めてもらいたいことや、
エミカ一家にY社を優先にしなさいと
いう趣旨の言葉を言われ続けたこと、
そしてY社ビジネスを通して
いじめられない強い自分になれると
どこかで強く信じていたことで、
Y社をあきらめきれませんでした。

まさに「感情で生き、周りの言葉に流されて」
いました。
自分の心に耳を傾け、自分と向き合う時間も
忘れずに持った方が良かったなと反省しています。

もし今、この時に戻れるとしたら?

当然、本業の方を選びまーす🤪🤪🤪(笑)


ここまでお読み下さりありがとうございました。
何かヒントを提供できていたら嬉しいです。

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