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懐かしのロシアケーキ

ロシアケーキというのがある。
まあでかいクッキーみたいなやつだ。
真ん中に赤いジャムが入っていたり、チョコとナッツがまぶされたりして色々な味がある。
昔、それらが詰め合わせになっているのをよく人から貰った。
何かの時に母が「ロシアケーキはうまかったなぁ」と言っていたので私は(よし、今年はクリスマスプレゼントだ!)と思って母にロシアケーキを送った。
送ったというかAmazonで母の住所に送るように手配すればAmazonが実家まで品を送ってくれるので大変助かる。
しかも、Amazonは置き配なのでめっちゃ助かる。
郵便局に頼むと必ず在宅して受け取らなくてはならず、留守だとまた持って帰られて再配達を頼まねばならず手間だ。

今年は母に4万円貸してくれと言われて度肝を抜かれた私だが、母は一体大丈夫なんだろうか、と心配が尽きなかった。
私は生活保護なので月7万某で暮らしているがいきなり4万貸してくれって、えーっ、よんまん?よんまん?よんまーん。と内臓がえぐられるような衝撃だった。
その時は私は内職仕事をしていて月八千円くらい余計な金を作っていたのでだいたい内職5ヶ月分の給金の4万持っていた。
それで母に4万送ったが、この先大丈夫なんかな?と心に母の事が沈んだ。
4万なんか返さなくていいよ。
あげるよ。
それよりどんな状態で生きてんの?
すごい事になってるんじゃ…。
やばい。なんか私、自分がずっと具合が悪くてたまらないのに、困るわー。母より先に自分が死にそう…。うーんうーん。と半年くらい悩んだ。
まあ、この前電話したら元気そうなのでよかった。
ロシアケーキはクリスマスより早くついてよかった。
Amazonは仕事が早くて助かる。超便利。
母はロシアケーキを喜んでくれたのでよかった。心配してもしょうがない。今日生きれればよしとしよう。明日の朝目覚められるように今日を生きればよしだ。

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