作者とは誰?

僕の人生は僕のものだ。
という考えはとうの昔に捨ててきた。
だってこの人生が誰かが書いている書き物だとしたら大層つまらない話だからだ。
何を言っているかわからないかもしれないが、心配しなくても僕自身なにを言っているのか理解していないから安心してほしい。

もし僕、そして君の人生が誰かが書いて入れる結末が決まっている小説だとしたら面白くないか?
僕も小説は書くが、いつも衝動書きで最後まで終わらないから、僕の書く登場人物達は時間が動かない世界の中で永遠に生き続けるって考えたら面白くない?

今の僕の行動も、未来の結末も、僕自信が決めていると思っていたのに最初から覆すことができない事柄だとしたら?
こんな人生ちっぽけに見えてくるよね!
これは僕を書いた作者が選択した道だから僕は悪くないって何か失敗したときに思えるし、こうやって考えでもしないと生きるのつらすぎるよ。

僕は僕の人生しか知らないから、君の人生を経験したわけじゃないから、きみが人間かはたまたNPCか見分ける術はないけど、きみがNPCで僕がゲームの主人公だったら面白いよね?

仮に君がNPCじゃないとしたら、僕がNPCになってるのかな?

きみは本当に君か、
僕は本当にぼくか、
この選択は、出会いは、行動は、本能的なものなのか、どれとも必然、作られた偶然なのか、君はどう思う?

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