FreeCAD STL出力の解像度を上げる
[Preferences] - [Part/Part Design] - [Shape view] - [Tessellation] の Maximum deviation を 0.5% から 0.1%などにすればよさそう
Maximum deviation depending on the model bounding box
0.5000 %
Maximum angular deflection
28.50°
以下が結果、左が0.01%で、右が0.5%
左のメッシュの頂点、面数が多くなって、より丸みを帯びている
せっかくなので、もう少し調査してみる
目的の解像度にするためには、どのような値に設定すべきかを把握したい
まずは、FreeCADのWikiの説明を読む
「Maximum deviation」の項目の説明を見ると、以下のような説明がある、直訳すると「表面(曲面)からテッセレーションされたオブジェクトのlinear deflectionの最大値」
linear deflectionを和訳すると、線形たわみ、直線偏向などが得られた
曲線を直線にするとき、どれだけの「たわみ」を許容するか、などと考えればよいのだろうか
大きくするほど、よりたわみを許容する、つまりメッシュが荒くなる、という理解でよいだろうか
linear deflectionとは?
linear deflectionがリンクになっているので、リンク先も確認してみる
Meshing algorithm(メッシュ化のアルゴリズム)について書かれている
図をみると、曲線を直線に当てはめていて、角度と長さが示されているようにみえる
この角度と長さ許容値をFreeCADで設定できる、という理解でよいだろうか
Meshing algorithm
どのような値を設定したら、どのくらい分割されるのかを推測するのは難しそうなので試行錯誤で値を決めるしかなさそうというのが現状の理解
補足
今回の設定値の変更で、STLの解像度を上げたとしても
スライス時の「レイヤーの高さ」が高いと、結局、低解像度になる
「レイヤーの高さ」を低くすると、造形に時間がかかる、というジレンマがある
解像度の高いSTLファイルはファイルサイズが大きなる
(ファイル転送時間が長くなる)
おそらくスライス時の処理時間が長くなるので
バランスを考えることが重要と思う(高解像のSTLファイルで、低解像のgcodeを出力するのは無駄になる可能性がある
サンプリングする箇所によっては効果が表れる場合もありそう
確認した環境
FreeCAD 0.21 2で確認
Part と Part Designワークベンチを用いた作図
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