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【バスケ】快進撃の女子日本代表!決勝戦直前SP【オリンピック】

素晴らしいバスケットボールで世界を驚かせているバスケットボール女子日本代表、通称AKATSUKI FIVE。

トム・ホーバスHCが就任時に掲げた「アメリカを倒して金メダル」の目標が、遂に目の前まで来た。

日本の女子バスケットボールの近年の歴史は、以下の記事をみてもらいたいのだが、

https://news.yahoo.co.jp/byline/konagayoshiyoko/20210807-00251926

今回はじゃあ実際アメリカに勝つためのプレビューをしていく。見どころプレビュー!

1. 旋風を巻き起こす日本代表

日本代表は近年、世界と戦えることを証明し続けていた。
以下に主な戦績を見て欲しい。

FIBA世界ランク:10位
パワーランキング:2位

近年の主要な大会の戦績:

・アジアカップ 4連覇中(2013,2015,2017,2019)
・2016 オリンピック@リオデジャネイロ 8位
・2019 ワールドカップ@スペイン 9位
・2020 オリンピック世界最終予選 Aグループ 3位(開催国のため確定済)

これまでの勝ち上がり:

ーグループフェーズ(Group B)
 日本 ○ 74-70 ●フランス
 日本 ● 69-86 ○アメリカ
 日本 ○ 102-83 ●ナイジェリア
ー決勝トーナメント
 準々決勝:日本 ○ 86 - 85 ● ベルギー
 準決勝 :日本 ○ 87 - 71 ● フランス

女子のみならず、日本のバスケットボール競技でメダルを取得したことはないため、すでにメダルを確定させている今回は、すでになすべきことは成し遂げている感すらあるが、それで満足しないのが彼女らである。なんとしても一番輝くメダルを!といったところである。

2. バスケの国、アメリカ。君臨する絶対女王

世界の絶対的王者であるアメリカ代表。ロスター全員がWNBA選手であり、間違いなく絶対的な優勝候補。

FIBA世界ランク:1位
パワーランキング:1位

近年の主要な大会の戦績:

・アメリカップ 2連覇中(2019,2021)※2019以前はしばらく不参加
・ワールドカップ 3連覇中(2010,2014,2018)
・オリンピック 6連覇中(1996,2000,2004,2008,2012,2016,2020)

これまでの勝ち上がり:

ーグループフェーズ(Group B)
 アメリカ ○ 81-72 ●ナイジェリア
 アメリカ ○ 86-69 ●日本
 アメリカ ○ 93-82 ●フランス
ー決勝トーナメント
 準々決勝:アメリカ ○ 79 - 55 ● オーストラリア
 準決勝 :アメリカ ○ 79 - 59 ● フランス

なんとオリンピック現在54連勝中。21世紀負けなしというわけのわからない成績を残している。男子はチラチラ負けている。

3. 最近の対戦結果

最近でアメリカとの対戦は、2016年リオ大会の決勝ステージ準々決勝、そして今大会で対戦している。(探せばもっと古いのもあると思うが、最近の大きい大会のものだけ)

 ①2016年リオ大会の決勝ステージ準々決勝
 日本 ● 64 - 110 ○ アメリカ
 ②本大会フループフェーズ
 日本 ● 69-86 ○アメリカ

リオ大会では大差で敗れたものの、前半終了時に10点差となかなか粘りを見せた展開で感動したことを覚えている。この頃はトム・ホーバスHC就任前であり、メンバーも多少変更されている。

この時代を経験している選手は、以下の通り。

■日本(5名)
#0 長岡萌映子、#8 高田真希、#12 三好南穂、#13 町田瑠唯、#52 宮澤夕貴

■アメリカ(6名)
#6 スー・バード、#10 ブリアナ・スチュワート、#12 ダイアナ・トーラジ
#13 シルビア・ファウラス、#14 ティナ・チャールズ、#15 ブリトニー・グライナー

2016年大会は大敗ではあったが、グループステージでは最後に離されはしたものの、長い時間10点差以内で勝負することはできていた。このレベルまで到達したことは十分に示すことができたが、やはりアメリカが格上ということには変わりない印象であった。この差をどう乗り越えるのか?が注目と言える。

4. 勝負の決め手となる数字は?

日本の武器は、激しいディフェンスからリズムを作ることと、流動性の高いオフェンスからの合わせによる得点である。

その中で重要となる数字を、いくつかピックアップしたい。

①DEFリバウンド

もはやこのスタイルを貫く限りは永遠の課題と言えるリバウンド。

■日本
 大会平均:21reb
 予選:25reb
■アメリカ
 大会平均:30reb
   予選:42reb

もはや数字で負けるのは仕方ないが、その負けを少なくしたい。(とはいえフランス戦は勝っていた、、、)

②3PT%

日本の得点源一丁目一番地である3PT。その確率を向上させる必要がある。

■日本
 大会平均:40.5%
 予選:26.3%
■アメリカ
 大会平均:35.4%
 予選:42.9%

予選での対戦時は、なかなか思うようにシュートが決められず得点が伸びなかったものの、日本がなかなか決まらなかった。実際ベルギー戦とフランス戦は宮澤夕貴選手、林咲希選手の爆発もあり、50%近い確率で決めていた。

ちなみにこのチーム平均40.5%というのはかなり驚異的。そもそも個人で40%を超えれば一流シューターと言われるが、これチームで達成してしまう。チーム全員金丸(変態)である。(しかも今大会、ロスターで3PTを打たない選手はいない)。前回はアメリカが平均を上回り、日本がかなり低迷してしまったので、これを平均どおりにすればだいぶ展開が変わりそうだ。

5. ミドルなどいらん!徹底的なゴール下と3PT

トム・ホーバスHCのバスケットボールの特徴として、徹底的なノーミドル戦術が言える。

ざっくり言えば「確率悪い遠いところからのシュートは、3PT以外打たないようにしよう」という理論で、多くのNBAチームが取り入れ、もはやそれが常識とも言える。

アメリカ相手にももちろんこれを徹底するのだが、3PTは先程ものべたとおりだが、もう一つ、インサイドでの得点が鍵になる。

日本人が苦手としているプレーに、コンタクトを受けながらのフィニッシュが挙げられる。

これを克服し、ゴール下までボールを運べたときにしっかりと決めきることができることが、アメリカ相手には必須条件と呼べる。

6.アメリカの注目選手

では、アメリカの注目選手を挙げていきたい。

正直プレーについてはちゃんとわかっていないからそれは違うとかあったらごめんなさい。

#9 アジャ・ウィルソン

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今大会、17.5得点(全体4位)というアメリカのスコアリーダー。フォワードだが193cmとすでに日本人の誰よりも高い。なんだこれ。

#10 ブリアナ・スチュワート

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191cmのパワーフォワード。渡嘉敷来夢選手も在籍したシアトル・ストームに在籍。過去にWNBAのMVP受賞歴(2018)もある。めちゃくちゃ走れてオールラウンドな選手。

#15 ブリトニー・グライナー

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203cmのセンター。忘れないでいただきたい。女子選手の身長である。リバウンドの面でかなり苦戦が強いられると思うが、身体をぶつけてなんとか消耗させたい。

他にも、#6 スー・バード#12 ダイアナ・トーラジといったレジェンド級のベテランの活躍にも期待される。

7.日本の注目はこの人だ!

正直、全員がめちゃくちゃ活躍しないと勝てる相手ではないが、ここまでを牽引してきた人たちを紹介する。

#10 町田瑠唯

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彼女なしに今大会の躍進は語れない。オリンピックレコードの18astを記録し、平均13.8ast(当然アシストリーダー(2位は7.7アシスト))。富士通でプレーしているため、「富岳」とは彼女のことではないかというくらい正確なパスを出す。ポジションはPG(ポイントゴッド)。今大会はドライブからの積極果敢なフィニッシュも印象的で、それで彼女のアシストを際立てている。

#8 髙田真希

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唯一リオから継続している純粋なインサイドプレーヤー。渡嘉敷来夢、間宮(大崎)佑圭らの長年代表を引っ張ってきたインサイドのツインタワーが離脱し、かなり危ぶまれたが、彼女は心配いらないとばかりに身体を張ったプレーで闘う。代表キャプテン。身長185cmとセンターにしては必ずミスマッチとなる上背ながら、バコバコやられるところを見たことがない。男子に例えればジェフ・ギブス。高田社長と呼ばれるが、ジャパネットや長崎方面には関係がない。

#88 赤穂ひまわり

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身長185cmながらSFをこなせるオールラウンダー。速攻で一番先頭を走れる脚力を持ち、長いウィングスパンを活かしたディフェンスなど、貢献度が測り知れない。大会中にも成長を見せており、1人でドライブしてペイントで得点までできる。3PTは若干課題だが打てないこともない。男子で言えば馬場雄大みたいな選手だとふと思った。もしくは赤穂雷太() まだ22歳と若いことも有り、WNBAへの売り込みの場となるか?

#52 宮澤夕貴

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もともと高校までは3PTは武器とは呼べなかったが、数年前より急に3PTを身に着け、オリンピックで平均3本決めるようになった3PTシューター。独特な構えから放たれるシュートは、砲台タイプではあるが正確無比。もともとはインサイドを主戦場としていたため、身体の強さも売り。ディフェンスもかなり上手な選手である。町田とのコンビネーションがよく、シューターなはずなのに割とフリーになる。

他にも、#27林咲希、#15本橋菜子とか全員挙げていきたいくらいなのだが、もうしょうがない。勝ってリキャップ記事を書かせてくれ。(かかなそう)

8.最後に

ここまで来ただけで十分すごい。

だが、ここまで来たからこそ、このメンバーで見れる試合は最後であろうからこそ、やっぱり笑顔で終わりたい。

2021/8/8 11:30~

【テレビ】

テレビ朝日系列、テレビ神奈川、NHK BS-1 ほか?

【配信】


歴史に名を刻めお前等ーーーーーっ

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