日本のバスケ選手SNSパワーランキング
東京オリンピックが終了した。
+/-両方の意味で深い爪痕を残したオリンピックとなったが、日本のバスケットボール界は大きなインパクトが残された。
中でも女子バスケットボール日本代表のインパクトは凄まじかった。破竹の勢いで決勝こそ敗れたものの、日本の男女合わせてバスケットボール競技における初めてのメダルとなる、銀メダルを獲得。
準決勝の翌日はスポーツ紙各紙の一面を飾り、各選手、HCは大会終了後はメディアへの出演も相次いでいる。
そんなこんなで知名度も上がってきた日本のバスケットボール選手であるが、じゃあ実際どんくらい知名度上がったの?っていう分析をしてみた。
以下が、2021/8/12付で集計した結果である。
順位は、各選手のTwitter、Instagramのうち、フォロワーが多いほうでソートして並べている。
※本当は合計や平均にしたかったが、各選手によりその運用方法に差があり、Twitterをしていない人も多かったため、多い方の値で並べるのが適切と判断した。(MAX列でソートしている)
ちなみに、五輪の種目別ではないアスリートの比較は、以下である。
今回は、これを見て特筆すべき点を書いていく。
1.町田瑠唯がバズってる
町田のフォロワー伸び率が半端ないってー
町田瑠唯(富士通/WJBL)選手のフォロワーがかなり大会前に比べて伸びた。この集計自体、試しに8/7(準決勝後)に見てみたのだが、その頃はインスタのフォロワーが6万人程度であった。その時点から10万人近く増えている。おそらく大会期間前は2万人くらい(ちゃんと見たことないからうろ覚え)だったので、いわゆる「バズりまくっている」状態。
女子選手では長らく渡嘉敷来夢(ENEOS/WJBL)選手が王座に君臨していたが、(これもデータはないけどたぶんそう)遂にその王座を明け渡したことになる。
ちなみに、海外の女子選手で有名な選手で行くと、オーストラリア代表(オリンピックには不参加)のリズ・キャンベージ(LVA/WNBA)選手が75.5万人、アメリカ代表のレジェンド、スー・バード(SEA/WNBA)選手が61.9万人となっている。
レジェンドへの道はまだまだ遠いが、このペースでいけば2ヶ月もあればおいつける()さすがはオリンピックのアシスト記録保持者
2.吉田亜沙美の壁を続々破る女子選手たち
女子で言うと、すでに引退された吉田亜沙美(東医保大AHC)さんのフォロワー数が渡嘉敷来夢選手に次ぐ二番手で有り続けたと思うのだが、その壁を、宮崎早織(ENEOS/WJBL)選手、高田真希(デンソー/WJBL)選手、宮澤夕貴(富士通/WJBL)選手が超えてきた。
女子バスケットボール選手といえば?の問の答えが、もう変わってきている印象だ。
3.それでも河村勇輝
オリンピックを通して知名度を上げた選手も多いだろうが、それでも河村勇輝(東海大)のフォロワー数は目を見張る。
TwitterとInstagramの合計では富樫勇樹(千葉/Bリーグ)選手の方が圧倒的に多いのだが、現代SNSの象徴はどっちかと言うとInstagram。(もう古い?)
男子はあんまりオリンピックブーストはなかったのか?
特別指定選手としてBリーグで出場はしているものの、アマチュアながらこの数字は凄まじい。(もっとも楽天、アシックスはじめいろいろな会社と契約はあるからもはやアマチュアではない…)
4.おわりに
とまぁ数字だけみてなんやかんや言ってきたのだが、選手の認知度が上がり、それに伴いフォロワーが増えていることはとても素晴らしいことであるのは間違いない。
ただ、昨今はSNSを通じた誹謗中傷は度々話題に上がる。すでに多くの誹謗中傷を受けているという声もあったので、それによるメンタルヘルス等は、本人だけでなく周りの関係者も十分に注意して欲しい。
また、ファンも意識/無意識を問わずそういった言動がないように気をつけたい。
更に、あくまでSNSのフォロワーは認知度を測るための指標の一つにすぎない。このフォロワー獲得のために寄ってくる怪しいビジネス関係者の誘いに不用意に乗っかったり、いままでその知名度の無さから見落とされてきたかもしれない不適切な発言が炎上してしまうことがないようにしてほしい。