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【Vol.2】ナガセケムテックスと私の”化学反応”

こんにちは。ナガセケムテックスです。
 
ナガセケムテックスには、さまざまなバックグラウンドをもった個性豊かな社員がたくさん在籍しています。
 
ナガセケムテックスと出会ったことで、社員にどのような”化学反応”が生まれたのか―。
ナガセケムテックスと私の”化学反応”」では、ナガセケムテックスで働く社員一人ひとりにスポットライトを当てて、深掘りしていきます。
 
第2回目は、企画・推進本部 人事総務部 法務課の中谷 絵美さんにお話を伺いました。
 
※記事中の組織名・役職等はすべて取材時のものです。



プロフィール

化学のおもしろさに魅了された学生時代

どのような学生時代を過ごしていたのでしょうか?

神戸高専で5年、岡山大学で2年、大阪大学大学院で2年を過ごしました。
学生時代は化学を専攻し、有機金属錯体やそれを触媒として使用した有機合成について研究していました。

化学実験は色の変化があって、きれいな色になることも多く、とても面白いと思いました。また、有機物と無機物がつながる有機金属錯体に興味がわいたこともあり、この分野を専攻しました。
 
高専の時は美術部にも入っていたんですが、大学に進学後は部活には入らず、研究室に入り浸っていましたね。

金属錯体について解説する中谷さん

進路選択の際、研究を続けるという選択肢もあったかと思いますが、なぜナガセケムテックスへの就職を選んだのですか?

当時は、修士課程まで進んで就職するというのが主流だったというのもありますし、研究室の教授がちょうど退官されるタイミングでもあったので、博士課程に進むことは考えず、就職という進路を選択しました。
 
就職活動でのこだわりは、適度な規模感と、化学メーカーであること、関西の企業であることの3点で、ナガセケムテックスはこれらをすべて満たす企業でした。

ナガセケムテックスで働く大学の先輩と交流する機会があったのですが、そこで雰囲気の良さを知ることができたのも、ナガセケムテックスを就職先として選んだ決め手のひとつですね。

 ナガセケムテックスに入社後、どのような業務に携わったのですか?

2005年に入社して、機能化学品事業部に配属されました。
それから約10年間、油溶性キレートや特殊エポキシ化合物「デナコール」、レジスト用樹脂、アクリルゴムなど様々な製品の新規開発や改良に携わりました。

業務には、学生時代の有機合成に関する知識や技術を活かすことができましたし、自分で開発した製品が量産、出荷されるのをみるのが、なによりもうれしかったですね。
 
製品の立ち上げは、いろいろな部署と連携して進めるのですが、自分がつまずいた時には周りの人たちが相談にのってくれて、とても心強かったです。ナガセケムテックスの雰囲気の良さは、入社前に持っていたイメージどおりだなと思いました。

出産を機にキャリアチェンジ

2015年に知的財産室へ。
なぜ開発からコーポレート部門へ異動されたのですか?

機能化学品事業部にいた2010年頃に、第一子を出産しました。
出産後も開発での業務を続けていて、周囲からも手厚くサポートいただいたのですが、自分の中で体力的に厳しく、当時の社内公募制度を利用して知的財産室に異動しました。

開発でも特許などに触れる機会も多く興味はあったのですが、いざ異動してみると、想像以上に知的財産管理などが難しく、大変でしたね。

ナガセケムテックスの出産・育児に対するサポートはどうですか?

産休・育休もとりやすいですし、時短勤務やフレックス勤務などの制度も整っているので、非常にありがたいです。
あと、在宅勤務も活用していますね。子どもに、「今日は在宅勤務だよ」と言うと、子どもの機嫌が良い気がします。

2016年からは法務・コンプライアンス課に。
どのような業務に携わっていますか?

法務・コンプライアンス課に異動して以来、契約審査に携わっています。
当初は法律の知識も全然なかったので、簡単な契約から担当しました。上司のすすめもあって、ビジネス実務法務検定2級を取得するなど、法律の知識を身に付けることにも注力しました。

コロナ禍の2020年には、電子契約システムの導入など、業務の改善にも取り組みました。

法務の醍醐味はなんですか?

オフィスの植木のレンタル契約もあれば、秘密保持契約もあるので、飽きないですね。

事業活動を行う上で、取引先との契約は欠かせません。大小さまざまな契約の審査を通して、会社として何をしようとしているかを知ることができ、業務に貢献できているのを実感できるのは、法務の醍醐味だと思います。

実務以外で取り組んでいることはありますか?

NAGASEグループの製造会社で構成される委員会のダイバーシティ分科会の事務局を担当しています。
2023年度は、グループ内の他の企業と協力して女性従業員の座談会を開催しました。

もうひとつ、これは実務とも関係があるのですが、経営法友会という企業法務担当者の団体に加入し、定期的に他社の法務担当者と情報交換を行っています。

仕事をするうえで大切にしていることはありますか?

仕事に対する価値観は3つあります。

1つ目は、納期を守ること。当然と言えば当然ですが、とても大事にしています。
小学4年生の時に、夏休みの宿題に最終日まで手を着けなかったことがあり、痛い目にあったので、それが原体験なのかもしれないですね。
 
2つ目は、みんなにとって一番いいところに着地すること
これは法務に異動してから考えるようになりました。こちらの考えをただ主張するだけでなく、最適な落としどころはどこか、先を見越して考えることを意識しています。
 
3つ目は、「今」を大切にすること
心配性な自身の性格もありますが、今できること、やるべきことを着実に実行し、今ある縁やモノを大切にすることで、次につながると考えています。

法務をもっと身近に

今後どのようなことにチャレンジしたいですか?

法務相談が来るのをただ待ち受けるだけでなく、より気軽に相談できるような環境を整備して、法務をナガセケムテックスの皆さんにより身近に感じてもらえるようにしたいですね。リーガルテックの導入にも積極的に取り組んでいきたいと思います。


開発からコーポレート部門へのキャリアチェンジを経験した中谷さん。今では法務課のチームリーダーとしてご活躍されています。
日々の業務においても素早く的確なアドバイスをいただけるので、大切にされている仕事に対する価値観は、とても納得できるものでした。

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