赤ちゃんを科学する研究者たち

おはようございます。

Netflixで「赤ちゃんを科学する」(Babies)というドキュメンタリー番組の"睡眠"の回を見ました。


このシリーズが好きなのは、研究で明らかになったことにへぇ💡となる以外にも、ママ・パパたちの子育ての様子を垣間見れることもあります。

それに加えて、出てくる科学者さんたちもそれぞれに個性があって、彼ら彼女らのストーリーにも注目してしまいます。


認知神経科学を専門にしていた科学者さんは、赤ちゃんが生まれたとき、赤ちゃんのことはよく分かってるから簡単だよ、と周りに言っていたそうです。

でも、実際は、赤ちゃんが夜通し寝てくれない、という"悪夢"が始まり、どうしたらいいのか分からず、それが乳児の睡眠研究を始めたきっかけになったそうです。


ある科学者さんは、自分の睡眠が苦手でこう言っています。

I've always been a terrible sleeper.
And, you know, there's this old adage that we study the things that we're bad at.

※adage = ことわざ・格言

この科学者さんは、自分が苦手なことを研究にしたんですね。

ただ、睡眠について知っても、やっぱり眠りがよくなくて、"Woe is me." と悲しんでいます。ちょっと皮肉っぽい感じの科学者さんです笑


今までに見た中では、大学で美術を学んでいたという女性科学者も興味深かったです。

毎日植物をスケッチして、成長を観察して理解しなさい、という課題をやっていた彼女は、「基本的に今も同じことをやっている」と言っています。

今は応用心理学・神経科学の女性教授です。

赤ちゃんを観察して、動きを観察して、どんなふうに振る舞い、態度が成長するのかを理解する。それまで続けられていた研究では実際の赤ちゃんの動きを観察できていない、と、独自の方法を探したそうです。


元々ダンサーだったという言語神経遺伝学の教授もいました!


その人オリジナルの、独自に歩んできた道が面白い研究に繋がっている、ということがよく分かりますし、研究の世界が、思っていたより自由な世界のように感じられます👣✨

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