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介護日記2#32母の口腔の状態について

現在介護5の母は食事はミキサー食。

柔らかく煮込んだものなどをミキサーにかけてとろみ剤で飲み込みやすくしてから全介助にて摂取している。


2年半前、約1年近い入院生活で点滴から鼻腔栄養へ。

その後リハビリのお陰でなんとかペースト食であれば食べる事が出来るようになった。


その入院生活のちょっと前。

母と私は近くの歯科に通っていた。


下歯はほとんど残存。

上歯はほとんど欠如しているが残っている歯を使っての部分入れ歯だったのだが。

ある日突然、部分入れ歯が真っ二つに。

うっかり落としてしまったのか?

何らかの力がかかったのか?

原因は不明。

理由はなんであれ割れてしまった部分入れ歯は使い物にならない。

歯科に行って補修をして使えるようにしてもらうと同時に新しく入れ歯を作ることになった。


ということで歯科に通院する事になった。


部分入れ歯に使っていた歯も抜かなければいけない状態らしい。

補修して使えていたが、部分入れ歯はまた割れてしまった。

その後の使用は難しく、上歯無しの母。

型どり、調整などで何度か通院し、ようやく次で最後の調整になるだろうと言われほっとしていた数日後。

入院してしまう。


入院中食べられなくなってから、暫くしてリハビリが進み「入れ歯があればお持ち下さい」と言われた。

通っていた歯科に問い合わせ若干調整を必要する状態ではあるもののほぼ完成形だということで、受け取りに行きそれを病院に持っていった。


しかし長い入院で口の中が痩せてしまっているし、認知症が進み、色々な事が出来なくなっているのもあって口に入れても痛みを訴える為使用出来なかったとの報告が。

結局退院するまで使用が出来なかった。

退院。


在宅介護。


看護小規模多機能の施設との行き来が始まる。

訪問診療と同様に訪問歯科にもお世話になる事が決まった。

暫くして歯科の先生の指示で入れ歯をはめてみることに。

自宅から例の入れ歯を持ち込む。

その入れ歯は、やはり口の中も痩せてしまっている為あっていないし、認知症が進み ~口を開けて→閉じて→カチカチして~などの指示が伝わらない事もありなかなか調整も難しいとの判断。

しかしなんとか調整して下さって痛がらずはめる事が出来るようになった。

有難い。

話す言葉も少し滑舌がはっきりしてきて良いことばかりだった。


しかし、すぐに母はまた腸閉塞で入院。

更に認知症が進み、身体の拘縮も進む。

再入院前にせっかく入れ歯が使えるようになっていたが、それ以降入れる事すら出来なくなってしまった。

今後はそのまま下歯を大切に。

ケア中心。

入れ歯を使用せず今後は無理せずに。

現状維持を目標とすることを依頼して訪問してもらう事になった。


現状維持。

特に注意すべき点もなくゆっくりと時間がすぎていった。

先月訪問歯科から直接電話が。

最近訪問した時に歯垢がたまっていたり舌の汚れが目立つ様になっていると。

口の潤いを補うジェルを購入して、口腔ケアの際使用して欲しいとの依頼だった。

それまでも、歯ブラシ、歯間ブラシ、口腔ケア用スポンジを使用。

確かに舌が白っぽくなっていると感じ始めていた。

日々身体の機能が弱くなってきているのだろう。

舌苔(ぜったい)というらしい。

健康な成人でも気になるが、母のは口の乾燥や舌の動きなどが悪くなっているのが原因か。

このままだと菌の繁殖などで良くないことばかりだそうで、即薬局でジェルを購入。

それからは毎食後、口腔ケアの時口腔ケア用スポンジに付けて口の中を綺麗にしている。

ジェルを付けて口の中を撫でる。

歯茎や頬裏、舌の上。

白っぽくなっていた舌の上がみるみるピンク色に。

しかし食後はすぐに舌が白くなってしまうので毎食後、口腔ケアが必要。


使用したのは近くの薬局でみつけたものASAHI  口腔保湿ジェル  うるおいキープ  オーラルプラス

https://www.asahi-gf.co.jp/special/senior/oral-care/items/uruoi-keep/uruoi-keep.html

他にも沢山の会社からジェルは出ているようだ。

参考になれば。


色々な機能が少しずつ弱くなってきている母。

今日もゆっくりと時間が流れていく。



読んでくださってありがとうございます

今日も明日も良いことがありますように(アガパンサス)