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介護日記#1はじまりのはじまり

介護生活は、只今現在進行形。振り返れば色々ありました。

まずはおやっ?と母の様子が気になりだした事から。

今から10年以上も昔の話。

ある日遠方に住む伯母から体調が優れないと連絡をもらった母は、飛行機に乗って伯母の家へ。

なんとか他の親戚達と連携を取り、大事には至らないとの事で2日後帰宅。その2日間、母は無理してしまった様で帰宅後寝込んでしまう。母曰く「姉様が、夜中包丁持って暴れまくったから私は夜通し起きて大変だった 血圧も上がった」???よく意味が解らなかった。他の親戚達もいるので何があったか解らないが大変だったんだなぁと気に留めず聞き流していた。やはりしばらく寝込んでいたようだが、なんとか通常の生活を取り戻す。

今までその事はすっかり忘れていたが、今思うともしかすると『レビー小体型認知症』の特徴である”幻視“だったのかもしれない。もちろん高齢である伯母がその時、暴れまくったのかもしれないが。

別なある日「お風呂場の出窓に孫の兄ちゃんが座り込んでいたからびっくりした」???何だかおかしな事を言う。夢でも見たっちゃない?あの頃、母と私はよく談笑したものだ。たまにだった夢の中のような話は段々日常となり「人形がここに寝てる」「こどもが走り回っている」「雨戸の隙間から誰かのぞいていた」「沢山のお客さんやね」「お客さんはどこに行った?」「天井が雨漏りしてる」「背中から水がしたたってる」あらら、これは夢ではなさそうだ。ということで脳神経外科クリニックに行ってみる事にする。

先ず幻視が顕著だったので、レビー小体型認知症だろうと医師は判断したうえで、他の症状にも留意した。血圧の急な変動、めまい、寝ている時の寝言、歩き方がパーキンソン症状と似て、前のめりのようになり踏ん張れないなど。これらの症状が医師にもらったパンフレットにもしっかり載っていた。勉強不足でレビー小体型認知症についての知識は全くなかったが、認知症になるかもしれないと昔からなんとなく思っていた。その後本2冊買って知識を詰め込んだが、医師も良く相談に乗ってくれた。まずは、レビー小体型認知症ではあるが、日常生活は今までと変わらない。

認定調査、支援1という一番軽い認定。週2回運動中心、半日のデイサービスに通い、皆様の力を借りれるだけ借りてこれからも生活する事になった。