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20年ほど前に、普通の主婦がプログラミングするようになると言って笑われたことがあります。

聴いてみよう

この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2022年3月31日配信の書き起こしです。

読んでみよう

にゃおのリテラシーを考えるラジオ

読書と編集の千葉直樹です。

このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書き、そろばんを中心に様々な話をしています。

今回のタイトルは、

「20 年ほど前に普通の主婦がプログラミングするようになると言って笑われたことがあります。」

というものです。

普通の主婦なんて言うと反発する気持ちを持つ方もいらっしゃると思いますが、 20 年前のまだまだ未開の時代の話なので、心を鎮めてを聞きいただけるとありがたいです。

プログラミングについて話したいと思ったのは

この配信ではプログラミングのことについてよく話していますが、それはなぜかというと、もっとたくさんの人にプログラミングとかプログラミングの考え方に親しんでほしいと考えているからです。

こういう考え方は最近思いついたものではありません。

いつ頃から考えるようになったかと思い出してみると 2000 年頃だったような気がします。

僕がブログのようなものを書き始めたのが多分その辺りでした。

当時はまだブログを書プラットホームは一般的になっておらず、最初は xml で独自のタグを使って記事を書いて、それをVisualBasicか何かで HTML に変換して、自分のホームページにアップロードするというスタイルを取っていました。

パソコン上で記事を書き出してプログラムを動かすとトップページとサイドメニューと記事のページのデータを一括再生できて、それをまとめてアップロードするという方法です。

主婦がプログラミングというのはまだまだだった

「ごく普通の主婦がプログラミングをするようになる」という記事を書いて、それを読んでくれていた数少ない読者の方に懐疑的な懐疑的なコメントをもらったものでした。

当時はシステムエンジニアとして仕事をしていて、数が多くないとは言え会社の中にバリバリ働く女性のエンジニアがいる環境だったので、僕自身は大真面目にそう考えていたのです。

当時の女性同僚たちは女性差別的な慣習のある職場と戦いながら、第一線の仕事をしている時代の先を行く方々でした。

結婚で退職する方もいましたが、僕が予想したように、結婚出産をしながら優秀な仕事を続けている方もいて、今考えてみるとすごい人たちだったなと思います。

そんな環境だったこともあって、女性も普通にプログラミングをするようになると信じていましたが、 まだまだ女性が技術的な仕事に就くということに、違和感のある時代で一般的にはそんなことは信じてもらえなかったのです。

パソコンは業務用ではなかった

そもそも当時はパソコン使うこと自体が特殊なイメージを持たれていて、信じられないかもしれませんが、システムを作る会社の管理職がパソコンを業務端末として使うなんてありえないと公言していたくらいなのです。

今はパソコンを使うのは当たり前ですよね。

女性が活躍する時代に

今でも IT とかコンピューターというとアレルギー反応を持つ方がいらっしゃるようですが、昔とは随分変わって、 IT の世界で女性が当たり前に活躍する時代になりました。

まだまだ男女格差の問題は解決されていませんが、コンピューター科学に触れたこともない方が、ガッツリプログラミングを学ぶのを見るようになってきました。

今とは比べ物にならない男女格差がある職場で頑張ってきた女性たちを見ているので、正直な話、

「技術的なことはわからない」

と尻込みする人を見ると、

「これは技術というレベルではないぞ」

と思うこともよくありますが、自分の身の回りにある課題をプログラミングの力で解決したいという気持ちの強さに触れることも多く、素直にすごいと思う時代になったなと思います。

誰もがプログラミングする時代

要するに何を言いたいかと言うと、プログラミングが特殊な世界のことではないということなのです。

男女を問わず、パソコンやスマホを当たり前のものとして使っているようにプログラミングするのも当たり前になるはずです。

新しいことを学ぶのは簡単なことではありませんが、それでも思ったより難しくはないかもしれません。

自分には関係ないと思わずに、どんどんチャレンジしてほしいということを言いたいのです。

どんな風に始めたらいいかわからないという方、Stand.fmのコメントや Twitter の DM などでコメントください。

今後の配信の中で参考に今後配信の中で参考になる話をしていきたいと思います。

おわりに

読書と編集では IT を特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。

詳しい内容については、概要欄のリンクから、または「読書と編集」と検索して、猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。

この配信の書き起こしをnoteで連載しています。

概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。

今日もワクワクする日でありますように。

千葉直樹でした。

ではまた。

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