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【史】台風が来たら天気図を描く中学生だった


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この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2023年9月30日配信の書き起こしです。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ

読書と編集の千葉直樹です。

このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書き、そろばんを中心に様々な話をしています。

今回のタイトルは、

【史】台風が来たら天気図を描く中学生だった

です。

土曜日は地図を読む話をしています。

冬の心配

9月も終わりになりました。

今年は、暑い暑いと言い続けた夏でしたね。

やっと涼しくはなってきましたが、それでも例年よりも気温は高めだと感じます。

僕が住んでいる札幌は、気温こそ下がってきたものの、湿度は高めの日が多くて、もう9月の終わりとは思えない感じがします。

そんな感じで冬になったら大雪がやってくるのではないかと戦々恐々としてしまいます。

前の前のシーズンに、JRが1週間くらい止まるような大雪が降り、なにかと苦労したことがトラウマのようになっているのです。

気温が高めの時に降る雪は水分が多くて重くかさばります。

気温がガッツリ下がると、雪はあまり降らないし、降っても軽い雪なのです。

だから僕は寒い冬の方が好きなのですね。

コンピュータパワーを使う天気予報

こんなふうに日々の天気は気になるものですよね。

最近は予報技術がとても進化していて、天気予報が時間的にも地理的にも詳細になり、数時間のレベルだとかなり正確な予報を得られるようになりました。

地理的に密度の高い気象データを集めることと、集めた大量のデータを強力なコンピュータで計算することで、確度の高い予報を生み出しているわけですね。

今はコンピューターの力で精密なシミュレーションをしていますが、数十年前のコンピュータにはそれは無理な話で、もっと少ないデータと情報を人の手で処理していました。

その基本は天気図を作ることと言ってもいいでしょう。

ラジオを聴いて天気図を作る

天気図用紙というものがあります。

検索してみると今でも手に入るのですね。

ラジオで気象通報というものを聞いて、その情報を用紙上にプロットして、それをもとに天気図を書くのです。

気象通報では、まず概況で大まかにどのあたりに低気圧や高気圧、前線があるかの場所が伝えられます。

それをざっくり用紙の地図に記入します。

それから、日本全国や中国・ロシアにある50カ所ほどの観測地点の 風向・風力・天気・気圧・気温が順に伝えられるので、それを用紙の一覧表に記入していきます。

気象通報が終わったら、一覧を見ながら各種のデータを決められた記号で地図の方にプロットしていきます。

次に、同じ気圧の場所を線で結んでいきます。

これが等圧線ですね。

気圧だけじゃなくて風向も参考にします。

風は気圧が高いところから低いところに向かって吹くからです。

ここまで書くと、テレビなどで見る天気図に近いものができます。

この天気図を見て予報を考えるのです。

気象通報は1日に3回あるので、毎回天気図を作って並べると予測がしやすくなりますよね。

初級・中級

天気図用紙には初級と中級の用紙があります。

初級は各種のデータを書き込む一覧表がついています。

気象通報は決まった順番でデータを伝えてきますから、上から順に埋めていく感じです。

後でそれを地図にプロットするわけです。

中級には一覧表がなくて、聞いたデータを直接地図にプロットする形になります。

もちろん通報場所が地図のどこにあるか覚えていなければなりませんし、天気のマークや風向・風力も迷わず書き込めなければなりません。

それができるようになったらかっこいいなと思っていましたが、僕は台風が来た時くらいしかやってみることがなくて、初級レベルで終わってしまいました。

今はすでに作られた多彩な天気図をインターネットで手に入れることができますが、昔はこうやって手で天気図を書いて予報をやっていたわけです。

ちょっと面白いと思いませんか?

今でも天気使用紙は手に入るし、ラジオの気象通報も相変わらずあるようなので、興味がある方はチャレンジしてみてもいいかもしれません。

今回は、台風が来たら天気図を書く中学生だった という話をしました。

今日はここまで。

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今日もワクワクする日でありますように。

千葉直樹でした。

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