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【インタビュー】銀行におけるWeb広告運用の内製化を牽引|インハウス運用化の背景や今後の展望とは?

デジタル化の波が、静かにそして着実に金融業界にも影響を及ぼしています。今回は、そんな波頭に立つ一人、西日本シティ銀行・デジタル戦略部の竹森さんをご紹介します。

広告代理店から金融の世界へと舞台を変え、銀行でのWeb広告運用の内製化を推進する竹森さん。これまで歩んできた道のりや、銀行がデジタルプロモーションをインハウスで行う背景、そしてこれから目指す方向性とは?

たっぷり話を聞いてみました!

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竹森さん、キャリアについて教えてください

はじめまして、竹森です!西日本シティ銀行のデジタル戦略部で「Web広告を使ったデジタルプロモーション活動」を統括しています。

私のキャリアについて、まずは新卒時代にさかのぼってお話します。

私はマスメディア系広告代理店の営業担当としてキャリアをスタートしました。社会人としての基礎を叩き込まれ、年を重ねるごとに営業成績も良くなり、それなりに仕事を楽しめていたんです。

そんなある日、取引先の社長との会食中に

「広告出稿するよりも、竹森さんとご飯食べに行く方が有意義だな!」

と言われたんです。社長からすると、断り文句のひとつだったのかもしれませんが、「このまま、この商品を売り続けて大丈夫かな?」と考えるようになりました。

ちょうどその頃、日本のWeb広告費がマスメディア広告費の一角を切り崩し始めていた時期でもありました。「まだマスメディアの方がインパクトが大きいかもしれないけど、これからはWeb広告の重要性が増してくるのでは?」という思いが強くなり、前職のWeb系広告代理店への転職を決めました。

転職後、以前自身が担当していたマスメディア広告費をWeb広告費が超えた時、「当時の考えは間違っていなかったな」と感じたことを今でも鮮明に覚えています。

参考:広告の未来はどこへ~日本の媒体別広告費の推移から考える~(電通報)

前職から西日本シティ銀行に転職するきっかけは?

当時のことを思い出す竹森さん

前職でも、引き続き営業担当として勤務し、新規開拓を多数経験してきました。

クライアントのビジネスに直接的な影響を与えることができるWeb広告の醍醐味を肌で感じ、「今後もこのキャリアを歩んでいくんだろうな」と思っていました。

実は、西日本シティ銀行も前職時代の担当先のひとつで、2007年から退職する2020年までの約13年間にわたり担当していました。いま振り返ると長い付き合いですね。ちなみに、西日本シティ銀行への転職なんて、当時は一切頭にありませんでした笑。

きっかけとなったのは、2007年当初から一緒にWeb広告案件に取り組んできた行員からの一本の電話です。

「今後デジタル分野を強化していきたいから、竹森さんのような人財が必要。ちょっと相談させて?」

私はてっきり「(人材派遣や常駐支援のオーダーかな)」くらいに考えていました。実際に会って話を聞くと「竹森さんに来てほしい」と。その言葉にびっくりしましたが、その場で転職を決意しました。

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銀行への心理的ハードルや、入行前後のイメージの変化はありましたか?

銀行への転職は「大変そう……」など言われることもあります。でも、私の場合はあまり心配はしていませんでした。これから銀行が伸ばしていきたい領域と自身の経験がマッチする、そう確信していたからです。

雰囲気・環境についても想像どおりでした。西日本シティ銀行に入ってから、部署の垣根を超えて多くの人と接してきましたが、ほとんどの人とすぐ打ち解けられましたね。

一点だけ、想像以上だと感じたのはセキュリティやプライバシー保護の意識の高さです。他業界からの転職者は驚くかもしれませんね。しっかり守るべきところが守られているのは、一顧客として安心したことを覚えています。

もちろん、しっかりとしたルールが施策展開のハードルとなったこともたくさんありました。新しいチャレンジを行うにあたり、ルール改定を提案したり、適切な環境を整備したりと、必要に応じて柔軟に対応してもらっているところです。

西日本シティ銀行が進める「Web広告運用の内製化」について、詳しく教えてください

「2026年には博多駅前に新本店ビルが誕生するんです。今から楽しみです!」

本題の「Web広告運用の内製化」についてお話を進めていきます。

冒頭にもお話ししたとおり、私の主な役割は「Web広告を使ったデジタルプロモーション活動」の統括です。例えばローンや投資信託など、さまざまな商材の広告企画から出稿、運用、効果検証までを運用担当者と共に手がけています。

とはいえ、最初からこういった動きができていたわけではありません。私が西日本シティ銀行に入行後、2022年までは広告代理店が広告運用を一手に担っていました。

当時は「それでもなんとかやっていける」という感覚だったんです。なぜなら、当行のWeb広告費は増加傾向にあり、自身の経験からも「広告費の増加は、広告代理店の成果向上に直結する」と考えていたからです。

しかし、実際は予想に反して成果が伸び悩み続けてしまいました。

「広告費は増えているのに成果が出にくい」と悩んでいた頃、広告媒体側の動きに変化がありました。従来は、広告代理店と広告媒体の関係性が強く、広告主が入り込む余地が多くありませんでしたが、広告主が広告媒体と直接やり取りできるようになってきたんです。

これはチャンスだと思い、広告媒体と積極的にコンタクトを取り、広告媒体のアドバイスを踏まえてWeb広告運用を試行してみたんです。そうしたら想像以上の成果が。

この成功体験から、「Web広告運用の内製化にチャレンジしてみる価値がある」と手応えを得ました。

徐々に運用規模を拡大し、主要な広告媒体は行員が運用可能な状態にまで成長しています。

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今後に向けた、採用強化・人財育成に対する考えを聞かせてください

未来のWeb広告運用の姿に想いを馳せる竹森さん

現在、運用チームのメンバーがどんどんスキルアップしてくれています。先ほど述べたようにカバーできる媒体も拡大中で、運用額も増加中です。

でも、まだまだ道半ばなんです。

「Web広告運用を内製しています!」と言ったものの、パートナー企業と協働で進めているのが現状です。今後は、真の内製化に向けて突き進んでいきたいので、以下のような人財を熱望しています!

経験豊富な広告運用のスペシャリスト
… 広告運用において5年以上の実務経験があり、現役で運用実務に携わっている方
… プロデューサー・ディレクターとして戦略立案・オペレーター指揮の役割を期待しています

広告は専門領域ではないが、これから広告運用も頑張ってみたいデジタル人財
… デジタルマーケティング領域の経験者で、SEMに少し携わったことがある方は大歓迎です
… オペレーターとして入稿や入札調整などの役割を期待しています

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Googleなどの主要な媒体で経験を積んでいることが望ましいです。経験年数が長く、実績を上げてきた人材であれば、非常にありがたいです。…とここまで言うと、やや欲張りですね笑。

現時点でも既にワクワクできる環境が整いつつあります。新たな人財に仲間になっていただくことで、チームとしてさらに大きな仕事が手がけられると確信しています。

より多くの皆さまに興味を持っていただければ、将来的には西日本フィナンシャルホールディングス全体の広告運用ができるようになりますし、さらにその先の未来も広がりを見せます。

経験が浅い方でも安心してください。私たち独自の教育資料・マニュアルを整備していますので、すぐにキャッチアップして力を発揮していただけます。

実際、広告運用のオペレーターとして活躍してくれているメンバーの中には、プロパー行員(新卒採用で銀行に入った人)もいます。ゼロからのスタートでしたが、今では目を見張る成長をしてくれています。学び続ける意欲を持っているからこその成長だと感じています。

デジタルの世界は、常に変わり続ける挑戦の連続です。でも、それがまた面白いんですよね。なので、新しいことにチャレンジするのが好きで、変化を恐れない方にはフィットすると思います。

また、私たちは互いに支え合いながら成長していくことを大切にしていますので、チームプレイを重視する方は特に歓迎します!

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最後に、この記事をご覧の「未来の仲間」へ一言お願いします

銀行でのデジタル関連業務は「遅れている」「古臭い」など言われることもありますが、決してネガティブな話ではないと思っています。

見方を変えれば、「自身の経験を活かせば、必ず進化させられる」とも言えます。チャレンジする甲斐があると思いませんか?

これまで外部に依存していた業務を内製化し、再現性高く成果を出すことができるようになる経験は、きっと有用です。具体的には言えませんが、運用金額に関しても、担当経験者にとって非常にエキサイティングなものです。

今より悪くなることがない環境って、すごくないですか?笑
多くの成長機会、成功体験が得られることをお約束します!

私たちも、ポジティブな展望を持って変化し続けていきます。一緒に変化を楽しみながら、金融業界に新たな価値をもたらしていきませんか?

あなたの新しいアイデアや熱意が、私たちのチームに新しい風を吹き込んでくれることを楽しみにしています!興味を持っていただけましたらエントリーをご検討ください!

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「皆さんのご応募お待ちしております!!」

竹森さん
株式会社西日本シティ銀行 デジタル戦略部
前職は広告代理店。デジタル広告に精通しており、2020年に西日本シティ銀行に入行。デジタル戦略部立ち上げ早期からのメンバーで、Web広告運用の内製化を牽引。

[画像制作] 和田、[写真] 君島、[文] 矢部
(いずれも、西日本シティ銀行 デジタル戦略部)

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