【令和2年度】労働基準監督署の”監督指導結果”はいかに‥?
2021年8月20日に、厚生労働省より公表された
「労働基準監督署の監督指導結果」の記事を共有させていただきます。
その1 労基法違反が7割超え
厚生労働省から公表されている資料によると
対象事業所:24,042事業所中、17,594事業場の「73.2%」の事業場において労働基準関係法令違反が認められたそうです。
主な違反内容を見ると、下記の通りでした‥。
1.違法な時間外労働:全体の37%
2.賃金不払残業:全体の6.5%
3.過重労働による健康障害防止措置が未実施:全体の19.2%
働き方改革関連法案が施行されてから一部業種を除いて2年ほど経過しつつありますが、まだこれほど多くの企業(事業場)様で
解決できていない課題であることを再認識させられました…!汗
また、違法な労働時間を行っている事業場が全体の37%程度あり、その実態も公表されております。
ただここに関しては、業種によっては「労働時間」という概念ではなく、
工期などの概念で動いていらっしゃる方もおりますので、
そのような概念の違いによって、ここまでの長労働時間が発生しているのではないかと思っていますが、、、
それでも長時間労働の時間そのものが長くなっているように感じます。
さらに、以下は主な「健康障害防止」に関する指導状況になります。
労働時間の削減が非常に多く見られる一方で、
なぜそういった事象が起こっているのか?等、現場把握の意見を集める機会の創出も指導されているようです!
その2 違反した企業の就業時間管理方法
今回の監督指導実施事業場の就業時間の管理方法の内訳も記載されていました。
今、Googleで勤怠管理と検索すれば数多くのサービスが検索できるにも関わらず、
IC・IDカード、PCログなどを基準としているケースが低く、
まだまただアナログ管理をされている方々が非常に多いという結果でした。
勤怠管理の”いち”ベンダーとして、非常にやるせない、また、
自らが関わっているサービスの社会的意義を感じさせられる瞬間にもなりました。
今回このような記事を共有させていただいた目的としましては、
「作業」と「仕事」は異なる、ということを皆様にお伝えしたかったためです…!
勿論、従業員自身の意識改革なども必要とは思いますが、
労働時間の集計・確認、労働時間が長くなる前に自動でアラートなどはシステムで行い、
その改善に”ヒト”が取り組む、というようなシステムとヒトを上手く融合させる必要があると感じております。
結果、本来の業務に時間を割くことを可能にし、
自身の生産性、会社の業績に寄与できる体制を構築していくべきだ、と
若輩ながら考えさせていただいております!!!
今回の厚生労働省からの結果を共有させていただいたことが、
皆様の行動を変化させるきっかけになれば幸いです。
私が情報発信させていただいている理由を記載しています。
ご興味あれば、ご一読お願いします!
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