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モンローズに背中押されて6年ぶりにM-1の予選を見に行きました

空白の6年間

オジンオズボーンのラストイヤーに当る2015年以降、ずっとM-1とは距離を置いていました。決勝が放送される日もあえて別の番組を見るくらい自分から遠避けていました。

もろに体質に出るくらい(お腹が痛くなる、気持ち悪くなるなど)緊張しい性格のため、賞レースの予選ライブは自分の中ではずっと苦手な部類です。特に漫才の大会だったら尚更そうです。

オジオズの漫才の大会予選で唯一現地で見たM-1 2015 3回戦。緊張のあまり具合悪くなってオジオズの出演ブロック終わりに途中リタイアした苦い思い出があります(詳細は上の記事から)。

上記のこともあって、ここ数年はM-1とは全く無縁でした。オジンオズボーンが漫才の大会で優勝する瞬間を目撃できなくなってしまった現実に対する悲しさはあったものも、もう2度と予選特有の緊張感増し増しのライブに足を運ばなくてよくなったある種の解放感はありました。精神的に楽で年中ずっと大会の結果に振り回されることなく楽しく漫才を追う日々が幸せでした。

R-1の場合は篠宮さんの挑戦の面が大きかったので緊張感よりもワクワクが勝ってました(なのでR-1の予選はM-1ほど緊張感に飲まれ過ぎず足を運べていました)。

M-1と向き合うことは自分の弱さを乗り越えること

ルミネの客席で緊張で吐きそうになったあの日から6年後、まさか自分がまたM-1の予選に足を運ぶ日が来るとは思いませんでした。

今年の6月にモンローズを推すと決意した瞬間、あれだけ目を背けていたM-1とまた向き合わなきゃいけないということも同時に意味していました。

1回戦は仕事の都合で見にいけませんでしたが、2回戦を現地で見るかはチケット発売日ギリギリまで迷っていました。6年前と同じくまた会場の緊張感に飲まれて体調を崩したら2人に迷惑かけてしまうのではと恐怖と不安でいっぱいでした(このご時世なら尚更)。

しかしここ数週間、モンローズのライブを見る度に彼らの漫才に対する熱意や優勝に対する思いをたくさん聞いていくうちに宮本さんとマエノさんの気持ちに真摯に答えなきゃと思うようになりました。丁度モンローズの出場日が土曜日(10/16)だったこともあり、思い切って2回戦のチケットを購入しました。もう後戻りはできない。

心境の変化につながったきっかけはやはりモンローズのソロライブ(9/18)でのマエノさんの演説。ここ数年の中のライブの中で1番痺れました。

ずっと消えない後悔

2回戦のチケットを取ってからはオジオズ、篠宮さんの賞レース予選ライブに足を運んだ頃、THE MANZAIの決勝に出てた頃の思い出がたくさんフラッシュバックしました。嬉しい思い出も悔しい思い出も。中でも2つの悔しい思い出が際立っていた。

自分の心の弱さのせいでラストイヤーのM-1 2015準々決勝の舞台が見れなかった後悔。コロナ禍に奪われた事実上最後の予選ライブになってしまったR-1 2020敗者復活戦。正直どちらもファンとして「やり切って応援できた!」と胸張って言えない結果になってしまいました。

上記のことはどれだけ悔やんでももうやり直しが効かない。だからこそ同じ過ちと後悔をモンローズで繰り返したくないと強く思うようになりました。

M-1 2021 2回戦 (10/16)

モンローズはNブロックだったのでAブロックから見に行くか、N含む最後のいくつかのブロックのみ見るか前日まで迷いました。しかし連日2回戦の合格者がかなり絞られている現状を知って、全体がどんな感じになるか見なきゃいけないかもしれないと思ったこともありAブロックから見ることにしました。

ライブ前少し時間があったので神社に寄りました。篠宮さんの時も毎回神社に行ってたから。

場内の緊張感に威圧されながらも、Jブロック辺りまでは割と冷静な状態でライブを見れていました。しかしKブロック辺りから緊張でお腹が痛くなりました。幸い吐き気は発動しなかったものの「あー、キタキタ!」ってなりました。Nブロックに入ってからは他の組の漫才が頭に入らないくらい余裕がなくなりました。

開演から8時間近く、色々乗り越えてやっとモンローズの出番!今日ほど宮本さんの「おはようございます!」にどれだけ待ってましたと安心感を感じてしまったか。ネタは念のため伏せますが、先週のライブでいっぱい披露していたあのネタだったのですごく嬉しかったです。

そのネタにおいてのベストポジションのチケットが取れたと気づいた時はガッツポーズしました、長時間緊張に耐えた後の最高のご褒美でした!

モンローズの漫才中は笑いながらもひたすら祈ってました。どうかネタを飛ばすことなく最高の漫才ができますようにと。賞レースの予選で篠宮さんを見に行ってた時と同じく。会場ウケが良いまま(と自分に言い聞かせて)漫才が終わった瞬間に8時間近くの緊張からやっと解放され、安堵でいっぱいになりました。

袖に捌けた時「合格したー」と言ってしまったマエノさん。でもそう言いたくなってしまう漫才をモンローズはやり遂げていました!

時折会場の緊張感に飲まれそうになりましたが、何とか8時間+、AからOの計114組のネタを無事体調崩すことなく完走できました。長丁場お疲れ様、自分。

2回戦の合否発表は当日のインスタライブで配信されるシステム。久々の賞レース予選だったこと、自分1人だったら結果発表まで心臓が持たなかったので、モンローズを応援し始めてから1番お世話になっているフォロワーさんと一緒に結果発表配信を浅草のカフェで見ることにしました。配信が始まるまで2人揃ってソワソワしてました。モンローズは大丈夫と信じて。

そして運命の結果発表

タケトさんが「エントリーNo.301…」と読み上げた瞬間、フォロワーさんと一緒にガッツポーズしました!

モンローズ、3回戦進出!!宮本さん、マエノさん、おめでとうございます!!

発表後はフォロワーさんと喜びを分かち合いました…よかった、本当によかったとお互いホッとしました。宮本さんとマエノさんにとって良い1日になってよかったです!

他の日に比べて多めに合格するだろうと読んでいたけど、蓋を開ければ114組中16組しか合格しなかった現実に震えました。

ストレッチーズ、さすらいラビー、ママタルト、パンプキンポテトフライなどナルゲキを支えている中心メンバーが次々と3回戦に進む中、モンローズもその流れに続いてほしいと熱望していました。同じくナルゲキ常連のフランスピアノ、ひつじねいり、ヤーレンズも受かって嬉しかったです(惜しくも合格出来なかったまんじゅう大帝国もウケは良かった方だったので追加合格に期待大です)。

ヘビセンとナルゲキロックスにたくさん足を運ぶようになった分、ナルゲキ常連組がたくさん3回戦進出を決めているのは嬉しいことです!

何はともあれモンローズが3回戦に進んで良かったです!3回戦も仕事休めたら応援しに行く予定です。

モンローズからもらったセカンドチャンス

まさかこんな形でM-1に出戻りする日が来るとは思いませんでした。モンローズが結成5年目であることから(2016〜)、少なくともここから10年先はまた賞レースの一喜一憂な展開に振り回されることが決まりました(笑)。

でも篠宮さんの時と同じく、今日も緊張でお腹痛めながらもモンローズを応援できたことを実感した時は嬉しさを感じました。推し増しをする日が来た場合、自分の中で決めていた絶対条件が「篠宮さん並みに推せるか」だったので今日の感情の浮き沈みでより宮本さんとマエノさんのことを求めていたレベルまで好きになれたんだと実感しました。これからもワクワクする瞬間にたくさん立ち会いたい。

あの時みたいにまた逃げることも出来ました。でも覚悟を決めて足を運ぶことにしました。今度こそは悔いなく応援できたと胸張って言いたいから。だから会場に足を運ぶ勇気をくれた宮本さんとマエノさんに感謝いっぱいです。背中を押してくださってありがとうございました、おかげで最高の漫才が見れました!

NHK新人お笑い大賞と3回戦、引き続き応援します!

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