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アカデミアに残るか民間企業に行くか葛藤している博士課程の様子

私の心は、理論の追求に対する情熱と現実の問題解決への渇望との間で、ひとつの大きな葛藤の中に揺れている。まるで二つの大陸が引き裂かれるように、心は二つの世界、アカデミアと民間企業の間で切り裂かれている。

アカデミアの世界は知識の海だ。そこでは新たな理論を追求し、未知を探し求めることで満足感を得られる。しかし、その道は同時に厳しい。研究資金の調達、競争による研究成果の公表、そして何よりも任期付きの職という不安定さ。私が見つけた新たな理論が世界に受け入れられ、評価されるかどうか、また、それが私のキャリアに対してどのように影響を与えるのかは、全く予測することができない。

一方で、民間企業は実践的な解決策と具体的な結果を求める世界だ。そこでは、自分のアイデアが直接社会に影響を与え、実際の製品やサービスに結びつく可能性がある。しかし、その道もまた困難に満ちている。厳しい期限、市場の現実、そして経済的なリスク。私が提案した解決策が成功を収めるか、それとも挫折を経験することになるかは、これもまた全く予測不能だ。

この葛藤は、どちらの世界も私にとって魅力的で、両方に対して強い惹かれる力を感じているからこそ起きている。しかし、どちらの道を選ぼうとも、それは全く新しい冒険への出発を意味する。それは新たな成長、新たな知識、そして自分自身の価値を見つけるための道であると信じている。

このような状況下で、私はようやく一つの結論に至った。それは、自分のアイデアが社会に直接影響を与え、現実の問題解決に貢献するという欲求が、心の中で最も強く鳴り響いていることだった。そのため、私は私は、自分のアイデアが具体的な形で社会に貢献できる、民間企業への道を選ぶことに決めた。この選択は簡単なものではなかった。それは無数の夜を徹底的に自己反省し、何度も何度も問い詰めて行き着いた結論だ。私の心の中では、まだ多くの疑問や不安が渦巻いている。民間企業という未知の世界で、私は自分自身をどのように見つけ、成長させることができるのだろうか。そして、私のアイデアは実際に市場で通用するのだろうか。

しかし、私はこれらの不安を乗り越える覚悟がある。私のアイデアが現実の世界で試されること、それこそが真の価値を問われる瞬間だと思う。そして、その経験を通じて、私は自身の成長を遂げ、新たな可能性を開くことができると信じている。

私の旅はまだ始まったばかりだ。その道のりは確かに困難であるかもしれないが、その先には未知の冒険と新たな可能性が待っている。それは私自身を再発見し、自己の限界を超えるための航海だ。そして、その航海に向けて、私は今、新たな一歩を踏み出す準備ができている。

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