見出し画像

クラウドで人事評価の「あるある」を解決したい!

紙やエクセルで人事評価の目標を設定したり、評価をする企業が大部分で、クラウドで最も導入されていると言われているサービスで導入件数は3,000社超と言われています。「ウェビナーや商談でフツウは伝えない…クラウド人事評価選びのコツ」の記事でお伝えしたように、人事評価のクラウドサービスは約20件あるので、1サービスあたり平均500社利用していたと仮定すると約10,000社の導入件数です。国税庁 H30年度会社標本調査によると日本の法人数は2,738,549社とのことですから、クラウド人事評価は0.36%の導入率位と類推します。この法人数の内86.1%が資本金1000万円以下の法人ですから、中小企業の人事評価のクラウド化はまだまだこれからという所です。

人事評価は誰のため?

紙やエクセルでの運用が殆どの中小企業で、人事評価の問題点としてよく聞くあるあるを表にしてみました。

画像1

社員、評価者、総務・人事のそれぞれの立場から、お互いに言い辛い本音に耳を傾け、それぞれとヒザを突き合わせ解決に取り組んできました。社員にとっては自分たちの給与・賞与に繋がり、評価者にとっては自身の評価に繋がり、総務・人事にとっては全員の板挟みに合い、一体、誰が喜ぶのだろうというような運用も目にしてきたからこそ、クラウド・シップで解決したいというのが私たちの思いです。

サブスクリプションでは「カスタマーサクセス」が重要と言われていますが、一体、人事評価のカスタマーは誰なのか?社員、評価者、総務・人事、それぞれの方々です。そしてこれらが上手くいって社員の喜ぶ顔を見ることが、経営者にとってのサクセスではないかと考えています。今回の記事では、前述のようなあるあるの解決のため、クラウド・シップに何ができるかをお伝えしようと思います。

いつでもどこでも「クラウド・シップ」

クラウド・シップは図のように人事・総務の方が「人事・総務側のサイト」で基本設定を行い、評価者や社員の方々には「評価者・社員側のサイト」から目標設定・進捗報告・評価などを行って頂きます。

画像2

人事・総務側は閲覧権限がある方のみログインできます。

評価者・社員側では一人ひとりにアカウント・ID・パスワードを設定しログインするので、人事や経営陣以外が見るということはありません。スマホ、タブレットでも利用でき、一人一台PCがなくてもご利用頂けます。またアプリのインストールは不要で、インターネットブラウザでの使用なので、エクセルが使えなくともフリック入力、スクロールさえできればOK!

人事評価あるあるを言いたい

今回は人事評価あるあるのワースト3の解決に繋がる、クラウド・シップの活用方法をお伝えします。

①社員「目標設定と言われるけど会社や部門は、どんな目標に取り組むんだろうか?」 ②評価者「どのフォルダに部下の人事評価シートを保存したっけ?中間面談の時、何の話をしたっけ?」 ③社員「評価者は、人事評価シート以外の取り組みを見てるんですか?」

解決1.全社や部門の目標と進捗を見える化

多くの社員の方々が目標設定際に困っているのは、会社や部門がどのような目標に取り組むか分からないため、目標設定できないということです。

それを解消すべく、社員がログインすると、いつでも全社・部門の目標と、その進捗が分かるようになっています。これが見える化できると、各社員が目標を設定する際に「何のために取り組むのか?」、「部門目標達成のために、自分の役割で出来ることは何なのか?」を考えられるようになり、ベクトル合せに役立てられます。

画像3


解決2.社員-評価者のコミュニケーションを見える化

一般的な人事評価では、目標と評価結果だけを記入するようになっていますが、クラウド・シップでは社員の目標、行動計画、評価基準の見える化に加え、評価期間中のコミュニケーションを見える化します。

本人の進捗報告、評価者からの成長・達成支援、1on1(社員-評価者間の進捗面談)の記録の蓄積で、期末誤差という評価エラー(評価期間の最後に近い期間の結果・行動の良し悪しなどが評価されがち)の改善に繋がり、社員と評価者との関係強化にもつなげます。

お客様にデモのプレゼンを行うと、最も「これ、イイね」と言って頂ける機能です。従来であればメール、LINE、電話、対面など、どういう風に社員の取り組みを確認したり、アドバイスをしていたか分からなかったのが、図のように双方向でのコミュニケーションが見える化されるので、経営者としては運用の見える化がされて安心できるようです。また評価者にとっても、進捗や成長が確認でき、評価の際にも振り返りができそうという、ポジティブな意見が多いです。

画像4

ある小売・卸売業のビッグデータを取り扱う企業様からは、「評価が向上している社員に、評価者がどの様な言葉でアドバイスしているか、データが蓄積されていって、AIの機械学習で評価とコメントの相関性が分かると面白そうだね!」と・・・さすがデータドリブンなご意見!そこまで開発予算を貰えるかは分かりませんが、今後の機能の参考にさせて頂きます!


解決3.称賛文化の醸成でエンゲージメントもアップ

人事評価の運用で、最もてこずるのは「どうやったら、本人-評価者共に、人事評価シートを不定期でもいいので見るようにできるのか?」ということです。目標設定の期初と、評価の期末にしか見ないのであれば、折角の目標が台無しです。クラウドの設計の際に苦慮したのはこの解決策で、如何にしてログイン頻度を高め、目標を見て、意識化させるのか?

①通知機能で人事からお知らせ ②評価者から働きかけ ③会議の中で目標への取り組みを各自報告 ④ログインしたくなる仕掛けをつくる

北風と太陽で、①~③は北風方式でさらに②と③はクラウド内で完結しないのでスジが悪いかな?という感じなので、④の太陽方式でクラウド内で完結できるとユーザインターフェイスとしても良いですし、何より社員が自分でログインするという意思を持った行動を促せる策を考えました。

そこでクラウドへのログイン頻度を高める工夫として、イケてるメンバーにスタンプとコメントを送る「イケメン」という機能を設けました。(たまにイケメンと聞いて「うち、女性社員が多いんですか」という声も頂きますが「イケてるメンバー」の略なので、ユニセクシャルな言葉です。)

社員にとっては目標設定以外の取り組み、頑張りを仲間や上司から認められたり、褒められるとモチベーション向上に繋がりますし、それを積み重ねることで社員のエンゲージメント向上(会社と社員との絆、つながりの強さ)に繋がることを期待した機能です。

そして何より社員が「今日もイケメン来ているかな?」などの前向きな関心を持ってクラウド・シップにログインする頻度を自然と上げる効果を期待しています。

画像5

目標達成度や、行動特性評価だけではなく、そこに表れない言動をピックアップすることで、社員一人ひとりに光を当てることができればという思いもあります。

まだまだ続く、人事評価のあるあるネタ

ひとつの記事ではご紹介できないので、今回は社員からのあるあるに絞ってお伝えしました。別の記事で評価者や人事・総務のあるあるネタと、その解決にどうつながるのかお伝えしていきます。

最後までお読み頂き、誠に有難うございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?