見出し画像

【B League】PICK UP GAME 横浜BC vs A東京

<本記事でわかること>
・3/31の試合について結果や試合展開がわかる
・両者の強みがわかる
・データを元に勝因と敗因がわかる

こんにちは。
今日はB Leagueの試合に注目して観戦。

横浜プールで開催された横浜BC vs A東京の注目カード。
日本代表のキャップがある選手が多く在籍しており、河村勇輝(横浜)とテーヴス(東京)のガード対決が個人的に注目ポイント。

注目ポイントを元に、チャンピオンシップに向けた大事な試合を見ていきたい。

注目ポイント

<横浜BC>

- 河村が小酒部のディフェンスを攻略することができるのか
- インサイド陣がリバウンドを死守できるのか
- 終始速い展開のバスケットができるか

A東京

- 小酒部が河村にドライブを中心に切り崩さずディフェンスができるのか
- セカンドチャンスを中心のインサイドがゲームを支配できるのか
- セットオフェンスを中心に横浜のゾーンディフェンスを攻略できるのか

また、データ上だと全体的にA東京が優勢であるが、それぞれのチームスタイルが異なるため、特に3/31の試合は横浜が速い展開のバスケットができるか、アルバルクがインサイドを中心に強度の高い試合が展開ができるのかがポイントだ。

B League officialより引用

(以下ネタバレのため、見ていない方はスクロールをしないでください)
▼見逃し配信はこちら

GAME RECAP

1Q(9-21)

両チームTOが目立つ展開となったこの試合。
序盤は東京が攻勢を見せて、サイズを中心に効率の良いバスケットを展開。
一方の横浜は前の試合でカイ・ソットがインサイドを支配することができたが、東京の強度のあるディフェンスによって中々攻略ができずに差が離れていく。

普段の巧みなゲームメイクをする河村もTOが目立ち、小酒部と橋本がフルコートでボールプレッシャーをかけることによって、ハーフコートでの打開策が打ち出すことができなかった。

2Q(27-27)

1Qとは打って変わってスコアリングゲームの展開となる。
安藤のコーナースリーが効率よく決まり、横浜を突き放しにかかるが、このQだけで16点と爆発したオリバーによってなんとか喰らいつく。

両者とも、このQだけで71%のシュート成功率であることがこのスコアリングゲームになっていることを物語っているだろう。

終盤はテーヴスが要所でしっかり決めてオリバーひとりに持っていかれそうなった勢いをしっかり締める活躍で前半を終える。

東京にとっては、横浜の流れを切った状態で前半を終えることができたのは大きなポイントであったのではないか。

3Q(18-12)

アルバルク12点リードで終えた後半戦。
横浜はゾーンディフェンスを中心にアルバルクのインサイドを徹底して抑えることでロースコアゲームへ持ってくることに成功。

しかし、得点に繋がらなかったもののオフェンスリバウンドによるセカンドチャンスポイント未遂がいくつもあり、ここで点差を広げることができなかったことはアルバルクとして誤算。
このタイミングで、安藤を投入して外からのショットを増やすなどのゾーン対策をするべきではないかと感じた。

一方の横浜は、河村が前半小酒部のディフェンスに苦戦していたが、連続3Pを皮切りに点差を縮め、ユトフとのバックドアも生まれてハーフコートオフェンスも少しずつ機能し始める。

4Q(12-19)

勝負の最終Qは横浜はゾーンディフェンスを継続。
しかし、開始早々にインサイドでサイズのダンクが炸裂し、横浜はいきなり出鼻を挫かれる。

これで試合が決まったと言っても過言ではないプレーであったと思う。

横浜は3Qを終了した時点でマンツーマンに切り替えて、リバウンドを強化するべきであったかもしれない。

3Qで懸念されていたオフェンスリバウンドの差がここで出てしまい、インサイドの得点とキックからのザックの3Pがリズム良く決まって一気に点差を広げる。

何とか食らいつきたい横浜は、ハーフコートで打開策を見出すことができず河村がボールを持つ時間がどんどん長くなっていく。

オリバーが後半はほとんどボールを触っておらず、2Qの爆発が嘘かのように存在感を失ってしまった。

改めて横浜は河村ともうひとり外からドライブできるスラッシャータイプの選手が欲しい。
須藤のスリー、ベンチの杉浦などが活躍できるかもしれない。

ここの活躍はキング開と田中力の若いホープがいるので、期待したい。

総括(66-79)

試合を通じて、試合巧者のアルバルクが優位に試合を進めた。
今シーズンの強さは強度の高いディフェンスとリバウンドの強さにある。

横浜が23に対して、アルバルクは39。
そのうちオフェンスリバウンドが横浜3で、アルバルクが14。
ゾーンディフェンスの時間が長ったとはいえ、ここまでリバウンドに差がついてしまうと横浜も得意の速い展開のバスケットを展開することは難しい。

セカンドチャンスポイントも5-18と差があることからも、アルバルクとしては前の試合で支配されたカイ・ソットに対して十分な対策を望んできたことの結果だったのかもしれない。

横浜もインサイドで得点を自ら取れる、またはクリエイトできるような選手がいることによってアルバルクのような強豪に対して渡り合うことができるのではないだろうか。

B League officialより


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?