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雲が流れるということ。私たちは。

空を見上げていた。


雲が動いてく。


形が変わり、色が変わり、やがて消えたと思えば濃い白になってゆく。


そこから再びどこからともなく現れた雲もまた
同じように流れては消え、再び形を変えて現れる。

普遍性と言う名の永遠。


私達もきっと同じように生きている。

あの木も、そこの水の流れのように。


そこに優劣や順位をつけているのは誰だろう。
そしてそこに息苦しさを感じているのは誰だろう。そして、そういう事実を責めて苦しんでいるのは誰なんだろう。

感じることを、感じられるという奇跡と捉える。



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