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《株式会社Nazuna》取締役 狩野裕俊

PROFILE

狩野裕俊 KANO HIROTOSHI 35歳

大阪府出身。
立命館大学卒業後から、Nazunaに入社するまで3つの宿泊業を経験。
1つ目は大学近くの宇多野ユースホステルで3年間勤務。2つ目は直島のベネッセハウスで勤めながら1年半島暮らし。3つ目は飛騨高山のスーパーホテル
その後、2016年から株式会社Nazuna(以下Nazuna)に参画。

趣味は旅行。妻と世界一周旅行にも行ったことがあります。
色んな国の中でも、一番印象に残っている国はケニアです。水平線は見たことがあったのですが、国立公園で地面が果てしなく続いている地平線が忘れられないです。
そんな自然が好きで、最近は自然の中で子供たちの動画を撮るのが幸せな時間です(笑)

様々なジャンルの宿で働いて気づいたこと。

直島のベネッセハウスは規模が大きく、部門が多数ありました。マーケティング部門や、調理部門など。私はその中の宿泊部門を担当していましたが、ここで働いて気づいたことは、規模が大きいゆえに広い視野で見れないということです。ホテル運営のことはある程度分かったのですが、経営やお金のことももっと学びたかったんですよね。

今までの人生で一番働いた

最短で宿の経営に携わる知識を習得するには?と考えたときに見つけたのがスーパーホテルでした。ここで募集していたのは、ホテルを丸ごと任され、短期間で、独立開業の夢を叶える為に必要な「資金」と「経営ノウハウ」が同時に獲得できるという内容でした。

妻を誘って早速応募し、研修後飛騨高山に配属されましたが、いざ働くと大変で・・・。ホテル内に居住スペースがあり、365日24時間缶詰状態。私の今までの人生で一番働いていましたね(笑)。

思わぬ訪問者

ある日、京都から大門(Nazunaの代表)と竹内(Nazunaの仲間で妻の友人)が高山を訪ねてきたんです。「京都で新しい宿をやるから来てほしい」って。私の中では、まだスーパーホテルを続けたいという思いがありましたが、休み無く働く毎日で、妻も結構限界がきていたみたいで。思い切って受けることにしました。

新しいことにチャレンジするやりがい

ホテルである一定期間働いていると、業務に慣れてルーティンができます。でも、Nazunaではそれがないんです!今まで止まったことがない(笑)
1号店である「Nazuna 京都 二条城」の立ち上げから、他の店舗の運営。一緒に働く仲間も増え、自分の役割も現場から支配人へ。今ではバックヤードも見てと、1つの場所に留まらず色んな視点から見たり、新しい環境になったり変化しています。常に新しい環境で新しいことにチャレンジすることにはやりがいを感じます。

Nazunaはこの4年間で大きく成長してきました。規模を大きくしながらも変化に対応していく姿はすごく勉強にもなりましたが、昔は1つの宿しか無く従業員も数人という状況。今が良い、昔が良いとかは無いんですけど、あの頃のアットホーム感が懐かしく感じます(笑)

怒ったりできない

怒ること無いですねー。例えば、誰かが遅刻したとします。もちろん遅刻は悪いことですよね。一緒に働く仲間、お客様に迷惑をかけることになるので。ですが、感情的に怒ることはないです。指摘はします。そのうえで、自分にベクトルを向けるよう心がけています。自分にできること無かったかな?とか、自分やったら何ができたかな?って。いくら怒ったところで、その子自身が反省しないと意味がないですしね。人はそれぞれだし、考え方も違うし、人生において正解は無いと思うんです。だから私の中でこうしないといけない!って人に言いません。基本的に何でも受け入れます。

あ、でもお腹空いていたらちょっとイラッとするかもw

Nazunaを一言で表すと「笑顔」

笑顔です。来るお客さまに対して仲間が笑顔で接してくれているし、お客さまの笑顔もたくさん見てきました。私の中で笑顔が溢れている環境って、人生の中でプラスに働くと思うんです。なのでNazunaの仲間が笑顔で幸せな人生を歩んでいけるようにって気持ちも込めて”笑顔”を選びました。

人生にきっかけを与えられるような事業に関わりたい

今までは、大学行って、就職して、結婚してって人生ってそう生きるものなんだっていう発想しか無かったんですが、大学時代、色んなゲストハウスに泊まって、色んな人生を生きている人がいることを知りました。それを知ることができたゲストハウスを自分もやりたいって思っていました。そのために色々な宿泊業で経験を積み、勉強をしてきました。
でも、ゲストハウスは手段であって、私の目的は”色んな人と出会う環境や場所、きっかけを与えること”だと気づいたんです。なので今でもゲストハウスやりたいですか?って聞かれるとNOかなぁw
今後は、そういう目的を達成できるきっかけを与えられる事業などに携わりたいです。


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