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エレファントカシマシ これはIt’s only lonely crazy daysの幕開けか@横浜アリーナ二日目

【ネタバレあり】

2023/03/12(日) エレファントカシマシ 
35 th ANNIVERSARY TOUR 2023 YES.I.DO@横浜アリーナ二日目

エレファントカシマシ35周年アリーナツアーが発表された時は、驚きと喜びがない交ぜになる不思議な気分になった。
宮本さんが2019年からソロ活動されていて、バンドでは新春と日比谷野音をやったり、やらなかったり。それにツアー発表前に宮本さんが体調不良で延期されていたロマンスの夜が生配信したり、バンドに関する情報がほぼ無くて、いきなり35周年アリーナツアーって・・・
でも…でも!うれしい!
横浜アリーナも有明も日本ガイシも行ったことない!
やっと!やっと!
エレカシを観られる!!

というわけで、横浜アリーナ二日目を観てきました。

新幹線に乗り新横浜へ。新横浜から横浜アリーナはすぐ近く。なんて便利なんでしょう。
友達と待ち合わせて会場へ。

本日は座席はアリーナ席A18列

え?アリーナとなるところですが、私は事前に調べていた。
代々木体育館のぬか喜びがよみがえる。

横浜アリーナのアリーナはアリーナではない。
スタンド席。
じゃあ、アリーナはなんと呼ぶか?

センターという。

会場によっていろいろ。
それも楽しみのひとつ。

なので、私はスタンド席でしたがステージから近く観やすかった。

18時少し回って開演。
エレカシの楽曲っぽいリフが混ざったようなSEが流れて、エレカシのデビュー当時から今に至るスライドショーが始まる。

映像の初めの方で、

Wish you were here

という文言が出てきて、最後に、

It’s only lonely crazy days

で締めくくられていた。
映像の興奮で見過ごしてしまいそうだったけれど、これはどういう意味なのだろう。
It’s only lonely crazy days は今回のシングルのカップリング曲のタイトルだけど、深く考えずに、直訳のままにエレファントカシマシはIt’s only lonely crazy daysを歩んできたと。
そしてこれからもIt’s only lonely crazy daysだと。

それよりも気になるのは初めの、
Wish you were here

いきなりでちょっと意味深ではないかと思う。

「あなたにここにいてほしい」
なのか?
「あなたがここにいてくれたら」
なのか?

この「あなた」は誰のことを指すのだろうか。

ファン?
宮本さん?
それともここにいない誰か?

真相はいつかわかるのだろうか。

ステージが始まりSky is blueのイントロ
逆光の中に立つシルエット、よく見えない。
雨カッパ?フードつきのシャツ?
どうやら宮本さんが白いロング丈のパーカーをフードも被って着ておられた。
そして、石くんが坊主頭になっていた。
初っぱなから脳内の処理がついていかない。

続く、ドビッシャー男や悲しみの果ては、エレカシのライブだー!と心震えた。
悲しみの果ての最後のすばらしい日々を~のところで、がばっとガニ股。

宮本さん白いパーカーを脱ぐ。
幅広めのパンツ、黒のあのお高いセリーヌのブラウス。

「君の心に最高のバラードを贈ろう」
デーデ
石くんではなく宮本さんがギター弾くけど、ガタガタ。
真顔でお尻ペンペン
こわい(誉めてる)

星の砂
これも真顔でこわい(誉め二回目)
最後、ギター持ってガニ股ジャンプしながら回る。

石くんにも指示出す。

石くんも回る。

すごい!!!

珍奇男

坊主頭の石くんとのセッションをみて、もともと成ちゃんはスタイル抜群だし、なんというか、エレカシが日本人ばなれした、かっこいいロックバンドになっていた。

昔の侍
金原さんたち登場。しっとりとしてよかった。

奴隷天国
バックのモニターにジェットコースターのコースのような映像。
宮本さんがソロでしていたように、アート的な映像とともに披露。

宮本さん、耳からプラ~ンと垂れ下がっていたイヤモニを口にくわえ、ふっと噴出す。

17:45 休憩

第2部スタート

黒Nハリコラボシャツ、中に黒Tシャツ、スキニージーパン
白髪が少なく見えるのはライトのせい?


朝の首都高の映像。
石くんと撮影したのかな。
ミッキーのギターかっこよかった

どうもありがとうー!
こんばんはー!
ようこそー!エレファントカシマシです。
素晴らしい35周年。ようこそ。
最高の曲を用意してきましたー!

この曲ができたとき、うん、素敵な歌ができたと思った曲。
でも周りに聞かせるとあまり評判よくなかった曲
彼女は買い物の帰り道

ここぞいうときに、大事な大好きな曲。
風に吹かれて
ピアノバージョン

蔦谷さんの鍵盤がベルベットのようにつややかで滑らかで、軽すぎず、重すぎず、めちゃくちゃ心にしみる。蔦谷さんがいなかったらあの曲もこの曲もあのアレンジもなかったかと思うと恐ろしい!
プロデューサーとしてエレカシと一時代を築いてくれ、宮本さんも新境地へいけたのは確実で、本当にありがとうー!なんて思いながら聴きいってしまった。
ハナウタも蔦谷さんのコーラス聴けてうれしい。

宮本さんのありがとう!とお辞儀に合わせ、トミもペコリと頭を下げる。

RAINBOW
歌い終わって花道で消えたように見えたけど、スモークで隠れていただけか。

チュンチュンと小鳥の声
こわいよー
朝から悪魔メフィスト
息するのを忘れるくらい引き込まれた。

第2部終了
18:46

第3部はNハリのジャケット、Nハリの白シャツ、スキニーパンツ
つまり、一番見慣れたこれぞ「宮本」な姿にちょっとほっとする。

50歳のときにみんなのうたで流れた大好きな曲
と言って紹介。(ほんとは51歳)
でも歌いだしでとちって歌いなおし。
しみじみどこまでも高くなる歌声に耳を傾けた。

桜の花、舞い上がる道を
来るかなと思っていたら舞い上がった花びら。
花びら舞い上がる花道を、真横から見られてうれしかった。

笑顔の未来へ からso many peopleへと続き、会場の熱量もあがる!あがる!

骨太なズレてる方がいいのあとに
愛してるぜー!!

ギター弾きながら花道へ出てくるから丹下さんがコードを引っ張りにドラムの前にしゃがみ鵜飼い状態。

投げキッスを連続でして、
長くやってみるもんですねと一言

メンバー紹介で成ちゃんのズボンが破けていますという説明にちょっと笑うけど、私の位置から成ちゃんの全身は見えなくて残念。

俺たちの明日
ギター弾くけど、ガタガタでしたよ…ね…

歌いながらマイクスタンドをちょっとづつ前進、ちょっと歌ってまた前進して花道へ進んでいくのがおかしくてツボでした。
間奏で石くんも出てきて、30thのさいたまを思い出す瞬間でした。
演奏後は、宮本さんちゃんと自分でマイクスタンドは元の位置に戻していました。
「自分のことは自分でやる!」みたいな?ことを言ってました。

宮本さんが花道のステージでくるくる回るから回数を数えたらなんと10回!
そのあと王子様ポーズで両手挙げたらさすがにぐらついて自分でも笑っていたけれど、一瞬グラリとしただけであとはまっすぐ歩いていたからすごい!普通の人ならまっすぐ歩けなくて花道から落ちちゃうよ。

バックスクリーン4分割でメンバーが写るのがめちゃくちゃかっこよかった。
かっこよすぎでその場ジタバタしたら足つった。

そのバックにファイティングマンではエレカシ35の幕が下りてくるような映像!に驚いたし、30thの時みたいに本物の幕じゃないのが、5年経つと技術もアイデアも進化するのかと感心した。

19:34

アンコールは待つ男。
2022年の新春みたいにバチーッて照明ついて終わり。

潔かった。

エレカシの型みたいなのがあるかどうかわからないが、バンド側もファンもこうありたい、こういうステージが見たいという理想や期待があると思う。両者のそれらがかなり重なったステージだったように感じた。
デビュー35年分の楽曲と音の厚み、メンバーの佇まい、すべてがかっこよく、エレカシの最高と自分の中の大好きがまた更新された横浜アリーナだった。
35周年の幕は上がった。続く東京有明、愛知、大阪でのステージがどんなふうに進化していくのか楽しみでたまらない。

横浜アリーナ セットリスト
01.Sk is blue
02.ドビッシャー男
03.悲しみの果て
04.デーデ
05.星の砂
06.珍奇男
07.昔の侍
08.奴隷天国
09.新しい季節へキミと
10.旅
11.彼女は買い物の帰り道
12.リッスントゥザミュージック
13.風に吹かれて
14.翳りゆく部屋
15.ハナウタ~遠い昔からの物語~
16.今宵の月のように
17.RAINBOW
18.朝
19.悪魔メフィスト
20.風と共に
21.桜の花、舞い上がる道を
22.笑顔の未来へ
23.so many people
24.ズレてる方がいい
25.俺たちの明日
26.yes.I. do
27.ファイティングマン
28.待つ男


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