発達障害、本人への告知のタイミング

ASD/ADHDの子供を育てています。
日々、暗中模索。

診断後に考えるのは、本人にどうやっていつ伝えるか。
なんて言おう…
どう説明しよう…
と考える毎日。

ネット検索したり、本を読んでみたりして情報を集めた。
でも、ピンとこない。
しっくりこない。

やっぱり、その情報たちを踏まえつつ子供の状態を見ながら自分なりに考えていくしかないのか…。
うちの子にとっての「ベスト」は、なんだろうな。

そういえば、対応の仕方に悩んでいた小学校低学年の時に相談センターでポロッと
「うちの子にとってのベストってなんなのかなって…」と言った事があったな。
そしたら
「お母さん、ベストは目指さないでください」
と言われた。
どういう意味だったんだろう?

進むなら良い方に進みたいっていうのを言いたかったんだけど言い方がよくなかったのかな。
言葉通りに私が「本当の最良」を目指そうとしてる様に見えたのかな。

そんな事を思い出しつつ…

診断された時期は、毎日「死にたい死にたい」と言っていたので絶対今はそのタイミングではないなという感じだった。

周りが見えていないし自分の事もわかってない。
年齢的にも本人の状態的にも伝えるのはまだ先だなという結論になった小学2年生の時。

でも、いつか伝える日がくる。
それは、どう見極めたらいいんだろう…。
このタイミングだ!って私は気付けるのかな…。
そんな不安を抱きつつ過ごす事数年。

その瞬間がきた。
だいぶ周りが見えるようになり
前よりもマイナス思考は減り
自分の事も少しずつわかってきて
自分についても考えられるようになった中学1年生の時。

みんなが普通に出来てる事を自分は何故こんなにも出来ないのか。
自分は、何かおかしいのかもしれない。

と言ってきた。
みんなが出来てるという事も
みんなと自分を比べてみる事も
自分が上手くこなせてないんだという事も
気付けるようになったんだね!
かなり成長した。

伝えるのは、今だなと思った。
NHKの「発達障害って何だろう」困りごとのトリセツ(取扱説明書)から本人に該当するものを印刷して渡した。
読んで泣いてた。
自分だけがこんなにおかしいのかなって思ってたんだって。

こんなにも同じように悩んでる人たちがいるんだってわかって安心した。
自分だけじゃなかったんだって知れて良かった。
と言ってた。

診断名と脳の障害だという事
どういう特性があるのか
同じ診断名でもそれぞれみんな違うという事
出来ない事を障害のせいにして開き直らないでほしいという事
同じ様に生きづらいなと思っている人は、障害のありなし関係なく沢山いるんだという事を伝えた。

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