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二階席について(2024.07.07)

[ここからは1,000文字に含みません]
十八日目です。
東京は暑すぎて、なぞのデザイナーはもうダメです。
これ以上暑くなるなんて信じられない。ONE PIECEの天龍人が来ているスーツみたいなものが欲しい今日この頃です。


https://t.co/Ex8WfEh3HG


こうちゃんのYouTubeに動画が出ています。うれしい。
早押しバトルをしようと思ってると言われて、本のままだと見づらいかなあと考えてのこのスタイルにしました。
後半ほど早く解けててすごいなと思いつつ、延長問題かなり悩んでたので難しすぎた?とか心配して。
でも友達が楽しく解いてるのをみるのは、やはり何者にも変え難い。
[ここまでは1,000文字に含みません]




二階席について書いていく、よーいスタート。


二階席かぁ。嬉しかったり、寂しかったりするような気がします。
例えば、最近よくライブに行きます。昨日は及川光博さんの、少し前は櫻坂46さんの。すると当たり前のことですが、二階席三階席というものがあります。
この時の二階席が寂しいものです。もちろん当たらないよりはいいけれど、それでも自分の好きな人との距離はずっとずっと遠いまま(ミッチーは違いましたが)。
やはりファンの方が目指すのは、ステージほど近くの「最前席」。最前であり最善列の席。お金を出せば帰る時もあれば、どうにもならないこともほとんど。結構酷な仕組みだなあと、最近は思ったりしています。
二階席だよって言われた時に、ライブに行く人はちょっとがっかりしてしまいそう。二階席だって、好きで二階を張っている分けじゃないのにね。

ではいい二階席ってどんなでしょうか。
私がすぐに思い浮かんだのは、江戸の頃の街の飲み屋街。今でいえば、中野くんだりが近いでしょうか。
ごちゃごちゃとした粗雑な街並みにぼんぼりを吊るす紐、もしくは電線なんかが通って、それを同じ目線か上から見下ろすのですね。やれ下に目をやれば街の明かりが煌々とし、その中をああ忙しいって駆け回る居酒屋Tシャツの彼ですとか、呼び込みの怖いお兄さんですとか、2件目行こうよなんていう男女がおります。それを肴に飲むお酒は、なんとも美味しいものでしょう。

生き物は流れの中にいると、その流れを正確に掴むことなんてできるわけがないと私は思います。仕事が大変な時に、重要なことではなく目の前のことを優先してしまったり。本当はいけない人だってわかっているのに、自分の気持ちを止められなかったり。そういうように、自分が頑張って「時間」という波をざぶざぶとかき分けて進む間は、何をやるべきかもわからずすごく疲れてしまっていると思うのです。

だからこそ、私は「自分の人生から自分を切り離す瞬間」が大事だと考えています。
自分の目線ではなく第三者の、自分と言うキャラクターを操作しているような視点で見てみると、ああ自分は今こんな感じで思われているんだ、これをやったら良かったんだ、といったように、一人称視点では見えなかった壁の裏側とか自分の背中側とかが見れるようになるのです。

それはまるで二階席から街を見下ろすような感覚で。どんな人がどう動いて、どんな話をしているのかを少し高い位置から見渡して、じゃあこの店を出てあの流れに混じった自分はどうなんだろうとか、お酒を片手に夢想するのです。

だから私は、二階席が結構好き。



(文字数:1044文字)

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