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アンチョビについて(2024.06.21)

[ここからは1,000文字に含みません]
二日目です。相変わらずページを開いて、新しい記事を作り、準備をするまでに問題を作る時とは段違いのエネルギーを使っている感覚があります。ただ、もうすぐ一年になる問題の制作も最初はそうだった気もしています。全然問題が思いつかなくて深夜に頭を抱えたり、出勤の時間がギリギリになってしまった時もあったなあ。そこから出勤の電車の中でアイディアを作るようになったり、アイディアをスムーズにビジュアライズできるよう徐々に最適化を進めて行った結果、恥ずかしながら謎解きクリエイターを名乗れるようになりました。物を書くことも、そうなるといいな。
[ここまでは1,000文字に含みません]


アンチョビについて書いていく、よーいスタート。


まず、今回の題材にはおそらくだいぶ個人の特性が絡んでいると思います。なぜなら私はとても、と〜〜〜ってもアンチョビが好きだから。たまたまWord Cascadeで流れてきた時はもう、運命?運命と書いて「さだめ」なのでしょうか?と思ったくらいです。
アンチョビ、いいですよね。アンチョビとオリーブオイル、あと贅沢をいえば鷹の爪。もっと贅沢を言えばにんにく。あとちょっとだけ贅沢を言えば黒胡椒。私の料理の黄金チームです。これが含まれているものは大体大好き。アヒージョにも、本来入れないらしいけどアンチョビのペーストが入っていれば「もう〜」って顔をしてバゲットを注文してしまうし、やたら美味しいペペロンチーノの秘密を探るとアンチョビがいて「またあなたなの?」とそっぽを向きながら完食したりしています。一番好きだったの何かなー、やはりアンチョビキャベツでしょうか。ポテトも捨て難いけど、個人的にはキャベツ。あのざくっ、パリッ、じゅわっの後にくるアンチョビの旨みと塩気、ニンニクの香気、胡椒と唐辛子の辛味、そして流し込むビールったら!!!

あーもう美味しそう。いや美味しい。口の中が完全にアンチョビキャベツ。バケツいっぱいの何かを平らげなければいけないとして、私が選ぶならアンチョビキャベツかもしれない。
あとアンチョビキャベツのいいところね、言い訳がきくのですよ。ポテトと、オイルと、アンチョビだとね。少し流石にというところがあるというか、なんか悪いことをしている感じがありません?それも友達と一緒なら共犯だから!特別だから!とちょっといいスパイスになってくれるんですが、一人飲みの時とかだと、ねえ。そんなあなたにアンチョビキャベツです。野菜!なんて言っても、お野菜!!まあポテトもお野菜なんですけど、そういう理屈はエンターテインメントではあるけどあなたの本心は騙せません。あなたの心の裁判官は、無期懲役を言い渡すでしょう。ただアンチョビキャベツの場合はいかが?ガベルを迷わせる裁判官の眉間の皺が目に浮かぶでしょう。
そう、なんかヘルシーな感じがする魔力。オイリーとヘルシーの汽水域。それはアンチョビキャベツなのです。ええそうですよ。オイルを纏ってアンチョビなんて塩分の強いものと一緒に、あっつあつでいただくものです。お粥と比べてごらんなさい、体にいいわけないでしょう。でもキャベツ。キャベツだから。お野菜だから。いいでしょう?ねえ?そういって代官にすり寄るアンチョビキャベツ大夫。折り重なった着物はキャベツ色。口元の紅は唐辛子。ピリッと刺激のある女ほど惹かれつちまうものなのよ。そう語る商人があたくしです。
ただそんな素晴らしいアンチョビキャベツを作ってくれるアンチョビにも、一個だけ不満があるのです。おんなじ見た目のオイルサーディンは100円でも買えるのに、なぜあなたは300円くらいするのかしら。いい女はちょいとお高いもんとでも言いたいのでしたら、ごめんなさい。
でも、私あなたが好きですよ。今日も帰りに買ってこよう、今夜のメニューはアンチョビキャベツ。

(文字数:1271文字)

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