干した草の汁と、苦味と運。
カモミールティーを淹れながら、ふと思う。
こんな干した草の汁を飲んで、自分は何をしているんだろうと。
でも、美味しい。だからお湯を注ぐ。
“干した”といえば、干し芋。
干し芋も美味しい。大好きだ。
高3の頃、毎日帰り道に干し芋を食べていて、3㎏太ったことがある。
ちょうど、今くらいの寒空の下だった。
安い中国産の品種不明の干し芋と、国産紅はるかの干し芋。紅はるかは高校生には高級品。いつもスーパーで真剣ににらめっこして、時々紅はるかにしていた。
干しただけ。
お茶、芋、柿、米