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「集中力が途切れるのは当たり前、でも大丈夫!」

やらなきゃいけない事があるのに集中力が途切れてしまって、全然先に進まない事ってありませんか。

そんな時にどうしたら超集中できるのか!?
途切れないように!
途切れないように!!
途切れないように!!!
と思えば思うほど、目の前のことより他のことに目移りしてしまう・・・

学生時代のテスト前の勉強を思い出します。
「明日はテストの日、今夜は寝ずに頑張らないと!耳栓して!コーヒー飲んで!さあ、やるぞ!!」と意気込んでも

30分も経たないうちに部屋のあちらこちらに置いてあるマンガが目に入るのです。

「見ちゃいけない!何考えているんだ、マンガなんか読んでいる場合じゃない!!でも一冊だけ。」

気がつけばマンガを読み耽って・・・朝。

僕の学生時代はこんな事の繰り返しでした。
集中できない自分は努力が足らない!忍耐がない!根性がない!自分は勉強に向いていないのだ!とさえ思っていました。

あなたはどうですか!?集中力ってどれくらい持ちますか?
個人差はあるでしょうし、キープできるのは努力の賜物だと考える人もいるでしょう。
もちろんその通りだと思います。努力していける事はいくらでもあるでしょうね。

ただ、心理学の実験でもわかってきているのは人間の集中力は持って90分だと言われています。
精神科医の樺沢紫苑さんは「15・45・90の法則」と集中力の持続できる時間を説明しています。
(テレビ番組が定期的にCM入れる事や、学校の授業を45分な事、映画の時間等)
また、学生達への実験では
①60分の授業と②15分×3回=45分の授業だと
②の方が成果があがることもわかっています。

つまり、集中力は長時間だと途切れてしまうのは当たり前なんです。
トップのアスリートの人達もこの事をよく理解しているので、長時間になる試合の中でも力を抜いている時間帯と集中力を最大値高める時間とをコントロールしてると言います。
力の使い所を考えているのですよね。

だから、「集中力がどうしたら途切れないか!?」と意識するより、途切れるのが当たり前だから集中力が持つ時間を上手く使おう!!の方が成果が出やすいのです。

「集中力が長くキープできる」=「良い事」
と思うより

「集中力が持つ時間を上手く使う」=「高いパフォーマンスが出せる事」
と考えた方が気持ちが明るくなりませんか。

それに、動物界で集中しているという事は、目の前の事だけに意識が向かっている状態です。
草食動物が目の前の草だけに集中していたら、背後から近づいてくる肉食動物に気づけないのです。
だからそもそも動物(人間も含めて)は「集中」しないで、意識を「分散」する事を発達させてきたから生き残ってきた訳です。

何が言いたいか?
できない事を「何で?何で?」と思い悩むだけでなく、
「まっそんなもんでしょ!!」とやれる範囲の事を最大値活用する柔軟さも生きて行くためにはとても重要だと思うのです。

間違わないでください、努力も必要です。時には無理する時だってあるでしょうね。頑張れる時は頑張れば良いと思います。
でもそれだけではどうにもならない時は、いろんな考え方にシフトする自由もあると思います。

集中力だって、何だって能力には個人差があります。
他人と比べないで、自分のできる事を自分で活かす事が人生をデザインして行くことに繋がるのではないでしょうか。

あなたが自分のできる範囲のことを信じて、人生をデザインできますように!!

今日も自分を愛してください!

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