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世にいう、大爆◯したポリコレ配慮済みのメタバース作品は、『作品を借りた、愛がないプレイヤーのロールプレイ』に近いのでは?

ふと気付いたテーマで曇天ちゃんがお送りする今回です。TRPGだとイメージしやすい人もなかなか多いのでは、という切り口で今回はお送りします。

お疲れ様です。曇天スキーです。タイトルの通りで今回はお送りします。
わたくしはマーベルとかDC作品とかは詳しくないのですが、時折
『よく知らないけど原作キャラはこういう人なんだね。しかし、その基本設定から見ると、また随分と思い切ったキャスティングだな』
と思う実写化作品がちらほらあって、楽しめるとかカルト的な人気が出たりするならいいんですけど、
『この作品は大コケした!』
というのを映画ニュース系のサイトで見かけたりして、
『え、何で? あれでOKだと思ったから制作側も映画というパッケージで、大きな予算をかけて出したのと違うの?』
と、素直にびっくりしたのです。だって数百億ドルとかかけて作ったものが数百万ドルの興行収益とか書いてあったら、その数字だけでも普通にビビりますよね?
それは口コミなども影響して、今はサブスクライブチャンネルなどで最初有料にしたりして、多少は被害を抑えられるのでしょうが、少し前ならば、レンタルビデオ屋さんでも最初ずらりとパッケージが並ぶも、すぐに数本になり、減らした分は早々にワゴンに行ってしまうパターンです。
それで、どういう事なのかなと思って映画ニュース系の動画などでざっくり見てみたりしたんです。そうしたら、
『ポリコレ配慮しないと海外の有名な映画賞にノミネートされない』
という。衝撃です。
製作陣は普通に作品も大ヒットして欲しいでしょうし、そういう賞にはノミネートされたいでしょうから、それはしんどくても方向転換しないとなのでしょう。
以前からもスポンサーが作品に口出ししまくってコケる(あの映画とかあの映画とかね)とか、予算大幅縮小とかって話はありましたから、てっきりそういう
『スポンサーはすぐ
『ぼくのかんがえたさいきょうのきゃくほん』
を出して来ますな! あんたら以外も見るんだぞそれは!!』
という事なのかなと思ってたんです。
『苦い話だけれど、よくある事なので、いずれ何らかの形でリターンマッチが出来るといいね』
というケース。
それよりも大変というか、ぐったりさせるテーマです。だって今国内外で声がでかいあれこれが正しいフェミニズムとかポリコレとは思えないものなので。
『主張している自分ら以外を殴っていくのはフェミニズムでもポリコレでもないだろう。人の仕事を奪ってるし』
と思います。
ゲームでもほら、あるじゃないですか、それらに配慮しての事らしいですけれど、主人公とかヒロインが想像を絶するモブ顔とかになってたり、唐突に同性愛者の部分をストーリーで出して来たりして、更にそのタイトルが世界的に売れた続編だったりして、前作では全く影も形もないそういう設定が現れて、そればかりか、前作の登場人物らにとばっちりが生じたりするのです。それで、
『は? 何故そこに影響させた?
そんな描写で人間関係に深みでも出るとお考えなんですか?』
というウルトラCを決めてしまい。世界中のプレイヤーを激怒させるあれこれが。
更に制作側の一部の人がよりによって
『フィクションにマジギレしちゃって恥ずかしくないの?』
という感じのコメントをしたせいで、そのタイトルの中古の販売価格が定価の半値以下になったりする、という例もありました。
フィクションで感動してはいけないなら、映画、ゲーム、漫画、小説などなど、あらゆる創作業界はおまんま食い上げだと思うのですが、
『何でそれでご飯食べてる人が、こういう場合の炎上でそういう事言うかなぁ……』
と感じました。

で、少し考えたんですが、タイトルの通り、
『世にいう、大爆◯したポリコレ配慮済みのメタバース作品は、
『作品を借りた、愛がないプレイヤーのTRPGリプレイ』
に近いのでは?』
と思ったのでした。
『『TRPG』って何?』
という方の為にざっと説明しますが、まず、RPG。
RPGは何かの舞台のキャラクターとなり、その世界を体験する、というものです。ゲームで大人気のジャンルですね。
で、それ以前に『テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム』というのがあります。略して、『TRPG』。
ゲームマスターが頭をひたすらひねって作ったステージシナリオ、紙とサイコロ、参加者さんに
『プレイヤーキャラとしてこれらを決めてね』
とゲームマスターが提示するルールに則って記入するプレイヤーシートと言えばいいかな、それがあります。
それだけで広大な世界を冒険出来ます。ワンプレイ七時間くらいかかるのですが、中毒性が高いです。
プレイヤーシートをゲームマスターさんと相談して擦り合わせ、決めていくのもとても楽しいです。
ライトノベルやコンシューマゲームのシナリオを書き起こしたものもありまして、それには有名な商業作品のキャラが出たりします。カードゲームでよくありますよね。あれです。
『◯◯リプレイ』というタイトルを見た事がある方もおられると思いますが、それはそれらのシナリオを使用して、ゲームマスターを兼ねてる作家さんや、アニメ化、ゲーム化した場合は配役を担当された声優さんがそのキャラを受け持ってプレイします。そのやりとりや状況を読者にも分かりやすく収録した本です。読み物として面白いので、気が向かれましたら。
リプレイが出る様なTRPGの場合は、この様にそのキャラを深く知ってる人が担当します。その方の受け取ったキャラの印象があれど、頑張って、そのキャラクターのイメージを汲み取ったロールプレイをしてくれるからです。
イメージが壊れてしまうのはそれくらいまずいですよね。

それで、キャラクターアイコンとして成立してるアメコミヒーローがいます。それをメタバース(世界観共有&並行世界の様な感じ)に登場させるのはいいとして、ポリコレ配慮で
『そのキャラである必要はあるのか?』
という様子になってしまうのを、今回のタイトルで例えました。
キャラクターアイコンとして取り上げるくらいに愛され、人気のあるキャラですから、きちんとした設定資料やこれまでの歴史があるはずです。そのキャラの映画作品ですとか、アメコミの実写化なら、コミックスとか。
で、ファンとしては制作側を信用しているからこそ、作品を楽しみに待ちますよね? ナンバリングもされたり、外伝として作られる公式作品ですから。
しかしそこで、皆の愛するキャラを使用して、
『ストーリー展開がそうなるとして、彼(もしくは彼女)は悩むだろうけれど、キャラ当人なら、そういう行動はしないんじゃない?』
という様子にするのは、先程のTRPGの説明で言う、愛のないロールプレイをしてしまうのに等しいのでは、と感じました。
普通はそうならないでしょうから、冷めると思うんですよ。長い間愛されて来たキャラクターだけあって、人種、年齢、性別、性自認、国籍を変えて成り立つものでもないでしょうから、キャラがブレてるってレベルではありませんし。
『メタバースらしいから、並行世界の当人だと思って見ていたら最早別人』
という展開ですし。
『手塚治虫先生の取られたスターシステム(『ある作品の主人公が、別の作品では全くの別人として登場する』というもので、別人だからこそのギャップがすごい)を取り入れました』
と言われた方が、まだ納得出来るかもしれません。
それくらいの痛恨の一撃ではと思いました。だって、キャラを借りた誰かのロールプレイを見に来たのではありませんからね。公式がナンバリングでそうしたなら、余計にガッカリする人もいるでしょう。
動画などで知った、現在のアメリカの娯楽産業とポリコレとの距離感ではかなり難しいと思いますが、解決するといいな、と。
わたくしはひとまず、気になるものを見ます。

ではまた、次回☺️

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