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深夜、帰り道に寄ったファミマ。
今日の飯と明日の朝飯を買う事にした。
カップ麺とニンニク千里眼のチルド麺だ。
2つ持ってレジに向かう。
温めて貰っている最中、会計を済ませようとすると小銭が足りない。
現金は小銭しか持っていない。
Jcoinというアプリにポイントが入っていたのだが、それも使えない。
じゃあキャンセルを、と言っても温めているので出来ないという。
小銭を全て払っても30円ほど足りない。
店員の外人さんがそれでいいよと言い、温めて貰ったチルド麺だけ持って帰路についた。
とぼとぼと歩きながら先ほどの事を考えた。
施しを受けた感謝と情け無さが同時に襲ってきて、結局、情け無さの方が勝った。
家に帰って会計をオマケしてもらったチルド麺を啜りながら、「生きて行く」という事の大変さと実直さを改めて痛感した。
それ以上に他人に甘えた自分への自己嫌悪が、らーめんの後味をより苦く感じさせた。

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