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読書記録【それいぬ—正しい乙女になるために】


こんにちは。まりんです。
読書と映画と旅好きの少女です。

今回は私のずっと興味のあった作家さんの本を読んでいることにしました!私はYouTubeの『ほんタメ』というYouTubeが好きでいつも視聴しています。その中でメンバーのあかりんとこ齋藤明里さんのおすすめする作家さんの本です。以前、その本を紹介していてとても気になっていたので試しに読むことにしました!!

今回紹介する本は嶽本野ばらさんの『それいぬー正しい乙女になるために』です!


嶽本野ばら『それいぬー正しい乙女になるために』の概要

・著書: 『それいぬー正しい乙女になるために』
・著者:嶽本野ばら
・出版日:2001年3月9日
・出版社:文藝春秋


嶽本野ばら『それいぬー正しい乙女になるために』の紹介


“乙女の聖書”として語り継がれた伝説のエッセイが遂に文庫化。乙女はみんな根性ワル、お食事より悪口が好き、ゴージャスで貴族で孤独であれ、真のロリータとは?リボン・フリルのブラウス・Vivianne Westwood…野ばらのエレメントがちりばめられた乙女論は、ロマンチックでお上品でクラシカルで意地悪!正しい乙女になるための必修科目。


嶽本野ばら『それいぬー正しい乙女になるために』の主観だらけの感想


私は初めの自己紹介でも述べてるようにいつまでも「少女」でありたいと思っています。子どもの心を忘れないいつまでも夢をもって突き進んでいるようなわがままで天真爛漫な心をもった少女でいたいと思っています!

きっと嶽本野ばらさんの思い描く「乙女」も私のような理想の詰まった大切な大切なものなのだと思います。この本を読んで「乙女」は美しいく気高く憧れの存在であることがわかりました。わたしは乙女とはなぜか恥らしいものだと勝手に思っていました。勝手な勘違いでした。女として生まれたのであるからとことん乙女でありたいと思いました。

男性に尽くされて、わがままを言い放ち、自分の好きなものに貪欲に、理想を高く持った、品のある、高嶺の花の乙女。美しすぎる。私はこうなりたいのかも知れない。古い考えなのかも知れませんが、先日映画『スパイの妻』をみて昔の女性のは乙女で美しい存在であると思いました。あんな女性に現在は憧れております。



嶽本野ばら『それいぬー正しい乙女になるために』の心に刺さった名言


乙女にお友達なんていりません。乙女は気高く孤高なものなのです。

位置114

乙女とは「絶対的存在」です。「絶対」とは他とは比較することの出来ない「唯一性」のものなのですから、仲間なんていらないのです。

位置119

キラキラ輝く乙女の宝石は、滅多やたらに人に見せるものではないのです。

位置121

お手紙とは、控えめさとずうずうしさとが同居する不思議なメディアです。読むか否かは相手次第、そのくせ相手の意志は無視して自分の気持ちを一方的に伝えられる手段。

位置178

汚いものには眼を背け、臭いものには蓋をする勇気と潔さこそが、乙女的なポジティヴではないでしょうか。

位置243

美しく気品さえあれば、意地悪は星の輝きと化すことでしょう。根性ワルであることにネガティヴであってはなりません。あくまで堂々と意地悪を遂行し、決して反省してはならないのです。

位置153


僕達はたとえ傲慢だと罵られようが、理想の恋人と理想の結婚をしなければなりません。

位置804

乙女は基本的に女優意識を持っていなければなりません。自分の理想とする容姿や性格、機能に憧れ、それになろうと模倣する女優的精神、これこそが正しき乙女の前向きさというものです。服を選ぶのも、髪形を変えるのも、お化粧をするのも、全てはプラトン的な向上心の顕れ。

位置945

結婚とは人生を賭けて大いなる野望を成就させる最大のイベントです。妥協は赦されません。

位置1351


たくさんたくさん印象的な言葉を引用しました。
少しでも魅力的に感じたならばぜひ読んでみてください!!

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