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【本紹介】まとめ

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本紹介記事のまとめになります。こつこつと増やしてゆければなと思います。
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記事一覧

【オススメ小説26】「孤独」を鮮烈に描くミステリ『イノセントデイズ』

 こんにちは、名雪七湯です。  本紹介も26回目にもなる今回は、沈鬱な表紙とキャッチコピ…

名雪七湯
3年前
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【オススメ小説25】星新一を知らない人へ送る『ボッコちゃん』

 星新一って誰?  名前は聞いたことがあるけど、読んだことはない。  という人達へ。  …

名雪七湯
3年前
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タイトルが好きな小説

 こんにちは、名雪七湯です。  今回は、小説の好きなタイトル集という記事に挑戦してみよう…

名雪七湯
3年前
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【オススメ小説24】夢と記憶の淡い混ざり合い『きことわ』朝吹真理子

 こんにちは、名雪七湯です。23回目の本紹介の今記事は第144回芥川賞受賞作『きことわ』…

名雪七湯
3年前
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【オススメ小説23】「小説は、好きですか?」『小説の神様』

 「小説がー、人の心を動かすものか」  「小説には、わたしたちの人生を左右する、大きな力…

名雪七湯
3年前
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【オススメ小説22】胸が熱くなる本物の言葉の力『本日は、お日柄もよく』

 スピーチライターを目指す二ノ宮こと葉  政治家を目指す、幼なじみの厚志  言葉の力を信…

名雪七湯
3年前
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【オススメ小説21】心の深淵をえぐる本物の小説『雪の鉄樹』遠田潤子

 贖罪とは何か?  本当に誰かの人生を背負うとはどういうことなのか?  こんにちは、名雪七湯です。21回目になる本紹介は、遠田潤子さんの代表作『雪の鉄樹』を取り挙げたいと思います。 1、本情報、作者情報、あらすじ『雪の鉄樹』遠田潤子 光文社 2014  重厚な知識と深みのある設定が持ち味の遠田潤子さん。一冊読むと、連続テレビドラマを見終えたような満足感に浸り、また彼女の本に手を伸ばしてしまう中毒性。2009年に『月桃夜』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビ

【オススメ小説20】多重人格内の人格同士、不思議な関係『海のカナリア』

「まぁ覚悟していてください。わたしはいつか、世界を破壊してみせます」  はちゃめちゃ少女…

名雪七湯
3年前
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【オススメ小説19】小説を書きたいあなたへ贈る『砂上』桜木紫乃

「小説を書きたいのなら、書けばいいんじゃないかと思うんですよね(P10)」  こんにちは、…

名雪七湯
3年前
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【オススメ小説18】しようぜ、復讐『絶望センチメンタル』<絶版>

 最初に言及しておきますが、今作は絶版しています。  中古、及び電子書籍でも大丈夫という…

名雪七湯
3年前
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【オススメ小説17】世界最高峰のSF短編集『息吹』テッド・チャン著

 自由、命、時間……etc、哲学と知性の最高水準SF  こんにちは、名雪七湯です。  オスス…

名雪七湯
3年前
20

【名刺代わりの小説10選】

 こんにちは、名雪七湯です。  今回はTwitterのタグでよく見掛ける【名刺代わりの小説10…

名雪七湯
3年前
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【オススメ小説16】清純派ストーカーラブコメ(?)『僕の小規模な奇跡』

 あなたのこと全く好きではないけど、付き合ってもいいわ  その代わりに、わたしをちゃんと…

名雪七湯
3年前
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【オススメ小説15】女性同士の熱烈な愛を詩的に描く『生のみ生のままで』

 本当に好きになるとは?  女性同士の強烈な愛し合いを描いた作品  詩的な表現とドラマチックで激しい展開  こんにちは、名雪七湯です。今回の本紹介は綿矢りささんの著書『生のみ生のままで』<上・下>を取り扱いと思います。 1、本情報、あらすじ 『生のみ生のままで』<上・下>綿矢りさ著 2019 集英社  17歳にして第38回文藝賞を受賞した『インストール』で作家デビューし、2004年に『蹴りたい背中』で第130回芥川龍之介賞を受賞した綿矢りささんの最新作であり、今作で