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UX戦略を読んだ

Jaime Levy著の『UX戦略』を読みました。
きっかけはグッドパッチ代表の土屋さんからのコメントが帯にあり、気になったためです。
※帯には「UXを企業戦略に生かす手法が詰まった重要な1冊である」とありました

読む上での目的

現在、見た目のビジュアル制作のほかにユーザー体験や情報設計にも興味があり、UXの取っ掛かりを掴むため

ビフォー

・UX=体験設計くらいの知識しかない
・UXをデザインするために何をすればいいのかがわかっていない

気づき

UX戦略=ビジネス戦略+価値の革新+検証のためのユーザー調査+革新的UXデザイン

本書の序盤は、実際にプロジェクトを立ち上げる前に外へ出て、直接ターゲットに話を聞くことがいかに重要かが書かれていました。
オフィスから出ず、プロトタイプを作るだけでなく、競合調査や市場調査、ターゲットへのヒアリングなどの部分こそが、UXにおける非常に重要な仕事です。

革新的なUXデザインをするためには
・初期段階からステークホルダーやチームメンバーと共同で作業を進める
・既存の市場のあらゆるUXを学ぶ
・ユーザーになる可能性がある人や、既存のヘビーユーザーと直接対話する
・オンライン、オフラインのあらゆるタッチポイントを活用してUXを考え尽くす

先述したとおり、実際にUXデザインに取り掛かる前の調査やヒアリングは非常に重要です。
それ以外に、世の中のあらゆるUXを学び自分の知識とすることや、様々な可能性を考慮しUXを考え尽くすことは、現在の私の仕事(Webデザイン)にも通ずるところがあると思いました。
(あらゆるWebを日頃から自分の中にストックし、表現方法を試行錯誤する)
また、オンラインだけでなくオフラインでどのようなタッチポイントがあるのか(誰かからそのサービスを進められる?ショッピングセンターで広告を見る?など)を考慮することは、アプリやサービスのデザインをする上で考慮するべきひとつのポイントであると感じました。

ステークホルダーやクライアントの、競合に対する理解には常に疑いを持ち、彼らが何かを強く断言したとしても、実証的な調査で完璧な裏付けを取るようにしなくてはいけない。

起業を考えている人は、自分のアイデアが上手くいくと信じて疑わないことが多いです。UXデザイナーとして、クライアントが見ていない部分の情報をしっかりと調査し、たとえ自分の仕事がなくなったとしても、上手く行かないことがわかったならそれを伝えるべきです。
それにより、その時点のアイデアでは上手く行かずとも、新たなアイデアや気付きが生まれ、より見込みのあるアイデアが生まれるかもしれません。

ToDo

・アプリやサービスのデザインにより関心を持ち、表現方法をストックする
・UXとは、のような入門書を読む

これまでWebをメインとしてきたため、Webデザインのストックは継続してきていますが、アプリやサービスに興味を持ったのは最近です。
今後は優れたUIやUXに気づいたら、Webと同じようにストックしていこうと思います。

また、本書はUXデザインの進め方、また企業戦略にUXを落とし込む方法などについて書かれていました。
私のように「UXの基本を学びたい」という人にはまだ早い内容に感じたので、まずはUXの入門書を読んで、UXの全体像を掴んでいきたいと思います。

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