相席いいですか…??
バイト終わり、次のバイト先へ向かうべく
腹ごしらえをしようとフードコートへ。
広い席を1人で使うのは個人的抵抗があるけれど、今回はこの席しか空いてなく
広い席に座ることにした。
すると、「相席いいですか…?」
にこにこ笑顔のお爺さんが声を掛けてきた。
あまりにも笑顔だったから、ちょっと警戒心もあったけれどこんな機会ないなと思い
「はい、いいですよ」
そう言った。
「急に話しかけてごめんね、相席してくれてありがとう〜☺️☺️」と目の前のお爺さんは
にこにこ笑顔。
お爺さんがご飯を食べ始めようとした時、
パックを開けるのに手こずっている様子だった。
よく見てみると、左手が麻痺しているようだった。
私はすかさず、「もし良かったら開けましょうか?」
「わぁ〜!いいの〜!ありがとう☺️
こんなことしてもらえるなんて恐縮です」
お爺さんの笑顔にことばに私の疲れは吹っ飛んでいった。
嬉しい反面、何を話せばいいのかよく分からず
食べてる間はお爺さんの顔を見れなかった。
ちょっと目が合った時、
「もし良かったらこれ使って!!開けてくれたお礼☺️」と言って、ふきんをくれた。
こんなすぐに物とことばでお礼をしてくれる
人に初めて出会って心がぽかぽかになった。
2人だけの温かい時間で、次のバイトも頑張れた。
本当に本当に嬉しかった。
またどこかで会えたら嬉しいな。
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