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「マインドフルネスとウェルビーイング」6:トラウマ、肥満、内面からのごほうび・米国ライス大学

全12回で、オンライン講義の内容を
アップしています。
今日は6回目です。
ダイエットに関する内容があります!

内容

論文とウェブ記事それぞれ一つを読みます。
論文はかなり新鮮で、面白かったです。

わたしは万年ダイエッターなので、
この論文を読み、重要な気づきを
得たように思います。

食べる、動くという一つ一つの
プロセスを大切にし、
自分を大切にすることが
ダイエットしなくても体型を保てる、
つまりダイエットからの卒業に
つながるのだと思います!

【Web記事概要】
トラウマを抱えている人は
常におびえている状態と言えます。
そこから回復するための課題は、
自身が自分の体と心の所有権を
再び確立することです。

自分が知っていることを自由に知り、
自分が感じていることを自由に感じることを
意味します。

赤ちゃんがお母さんに抱かれながら、
自分が肯定されているという
心の基盤を築くのと同じように、
トラウマを抱えている人も、
ここにいていい、
感情を感じていい、
大切にされているという感覚を
養っていくことが必要になります。

【論文概要】
肥満が病気の発症率を上げるということが
よく強調されています。
しかし、肥満者の感情的な問題、
過食症などの不適切な食事行動、
についてはあまり
報告されていません。

一般的には、減量を達成するためには
食事制限という方法がとられることが
多いのですか、十分な効果が出ないことが
多く、逆効果なことすらあります。

肥満患者は、自分の体重を量るような、
外からのごほうびではなく
(外因性報酬)、
健康的な食事を楽しむ、
食べ過ぎない、自分への思いやりなどの
内面からのごほうび
(内因性報酬)を利用して行動する、
つまりプロセスに集中する
マインドフルネスの実践が、
有効ではないかと考えます。 

【引用文献】
1.トラウマを癒すときの脳と体の収束科学
The Science of How Our Minds and Our Bodies Converge in the Healing of Trauma
https://www.themarginalian.org/2016/06/20/the-body-keeps-the-score-van-der-kolk/
2.マインドフルネスは不適応な食事行動に対処できるか
Brewer, J. A., Ruf, A., Beccia, A. L., Essien, G. I., Finn, L. M., van Lutterveld, R., & Mason, A. E. (2018). Can Mindfulness Address Maladaptive Eating Behaviors? Why Traditional Diet Plans Fail and How New Mechanistic Insights May Lead to Novel Interventions. Frontiers in psychology, 9, 1418. https://doi.org/10.3389/fpsyg.2018.01418

https://www.coursera.org/learn/foundations-of-mindfulness-ii-living-with-balance-and-ease

まとめ

心と体はつながっています。
ダイエットのように、これまでの方法で
うまくいかなかった場合は、
自分を認める、
今、ここに集中する
マインドフルネスのプラクティスが
役に立つ可能性があるかもしれません。

講座の情報

Couseraの「マインドフルネスとウェルビーイング」を受けています。

講師は英語も説明もとってもわかりやすい
ライス大学のElizabeth Slator博士です。


今回は4部構成の2部目、
2. Mindful Stress Reduction
第2パート、3.Resorce(資料)の内容を
紹介しました!

1. Stress and Mind/Body Systems
2. Mindful Stress Reduction
3. Creating and Substaining Balance on the Unstable World
4. Achieving Positive Health

https://www.coursera.org/learn/foundations-of-mindfulness-ii-living-with-balance-and-ease/home/welcome

1.Module Content(基礎知識習得)
2.Practice(ワークや瞑想)
3. Resorce(論文や資料)

https://www.coursera.org/learn/foundations-of-mindfulness-ii-living-with-balance-and-ease

これからも応援よろしくお願いいたします。

過去の受講記録

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