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「ラボダイヤの会社が倒産」「ラボダイヤの売上が前月比で減少」この二つが意味することとは?

以下はラパポートの最新のニュースです

裁判所文書によると、WD Lab Grown Diamondsとして取引されているM7Dコーポレーションが破産第7章を申請した。

同社は水曜、デラウェア州連邦破産裁判所に提出した書類の中で、負債額は4,480万ドルと見積もられていると述べた。

と書かいてます。

おそらく、大規模なラボダイヤを扱う会社の倒産は初めてだったのではないでしょうか?

そして

もう一つがこちらのニュースです。

9月もアメリカジュエリー小売市場の売上高は減少。

9月の宝飾品売上高は減少した。米国のファインジュエリーとダイヤモンドの小売売上高は、前年同期比で金額ベースで8.6%、販売数量ベースで3.8%減少した。平均小売価格は前年比 1.7% 下落して 1,677 ドルとなりました。

その中で

天然ダイヤは、ジュエリーもルースも前年比より減少。

ラボダイヤは、売上は伸びているが、売上高の伸び率が1ケタになっていて

9月は前月比で販売台数が8.4%減少し、収益が7.9%減少した。

と書いてます。

まとめると

9月に入っても、ダイヤモンドの不振が続いてる模様です。➡現に相場はまだ下がってます。

通常なら、クリスマスシーズンに一気に売上が上がるのですが、今年はどうでしょうか?

また

ラボダイヤは、急速にシェアを獲得した影響もあり、コストも販売価格も低下しており、将来が不安だという事も書いてあります。

確かに、インドでラボダイヤを扱う会社に聞いたところ

売れても売れても、天然の十分の一程度しか販売金額が出ず、利益率が高いとは言え

粗利益に限界があり

これでは、経費がなかなか出ない為

ラボダイヤから徹底している会社も増えている。

と聞きました。

冒頭での、大規模なラボダイヤの会社の倒産も
そんな理由なのかも知れません。

とは言え

このニュースの中で

ラボダイヤのような大粒が欲しいと天然ダイヤも大粒を求めるようになったとも書いてあり
➡単に、相場が下がったからかもですが

この1年で、大きく成長したラボダイヤ市場が、天然ダイヤも含めた

ダイヤモンド市場全体の底上げに繋がるのではないかと期待しております。