ラボグロウンダイヤモンドとは?
研究室や工房から生まれたダイヤモンド
その名のとおり、laboratory(研究室)grown (成長する)diamondです。
天然ダイヤモンドが、何百万年以上をかけて自然の環境の中で生成されるのと違い、ラボグロウンダイヤモンドは、研究室の中で自然と同様の環境をつくり約2週間で生成されます。
天然ダイヤと同一の性質
ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤと同じ硬度、屈折率、輝きを持ち、同じ4C(カラー、クラリティ、カット、カラット)で評価されます。
価格は天然の10分の1以下
ラボダイヤの最大の魅力として、天然と同様の成分や輝きを持ちながら「原石取得が容易」「積極的な研磨コストの削減」「世界的な需要拡大」などの理由から、ラボダイヤの原価は天然に比べて格段に安くなりました。例として挙げると1カラットが10万円以下だったりします。
正式にダイヤモンドと認められる
2018年、ラボダイヤのひとつの転機が訪れます。アメリカ連邦取引委員会において、ラボグロウンダイヤモンドが正式な「ダイヤモンド」と定義されました。また、これを受けて、2019年には世界的な宝石鑑定機関であるGIA(GEMOLOGICAL INSTITUTE OF AMERICA INC.)がラボグロウンダイヤモンドの鑑定書を発行するようになったのです。
天然と同様、鑑定機関のグレードがつく
現在、世界的に有名で実績のある
GIA(GEMOLOGICAL INSTITUTE OF AMERICA INC.)
IGI(International Gemological Institute )
がラボダイヤのグレーディング及び鑑定書の発行を行っております。日本国内でも大手鑑定機関の動きはありますが、2024年以降では?と予想されます。
デビアス社がラボダイヤの販売を開始
デビアスといえば「天然ダイヤモンドの文化」を世界に広めた企業です。現在も天然ダイヤの原石の権利を持つ言わば、天然ダイヤモンドの巨人です。このデビアス社が、新たに2023年6月、ラボダイヤの婚約指輪の販売を開始しました。しかも1カラット800ドルからという、業者が震撼するくらいのインパクトです。そのくらいラボダイヤは注目されているのではないでしょうか?
ラボダイヤモンドを作る方法は2種類
HTHP方式 自然と同じ状況を作り生成
この方法は、高温と高圧を使ってダイヤモンドが自然に形成される過程を模倣します。ダイヤモンドの種を用いて、カーボンに強い圧力と熱を加えると、数日でダイヤモンドが層状に成長します。
CVD方式 炭素の気体を少しずつ積もらさせて生成この手法では、薄いダイヤモンドのスライスを「種」として使います。メタンガスにマイクロ波を当てることで、炭素を活性化し、この「種」の上に少しずつダイヤモンドが成長するようにします。
サステナブル
天然の原石の採掘には、膨大な費用と労働力が掛かります。ラボダイヤは原石の調達が容易な上、クリーンエネルギーで生成される為、環境に優しいと言われています。このサステナブルな活動は、ハリウッドスターやセレブなども積極的に参加しています。
資産価値はあるのか?
天然のダイヤモンド同様、資産価値があるか?という質問ですが、答えはYESです。但し、将来的な価格は、需要と供給のバランスなのでなんとも言えません。更に言うと、ラボダイヤの出現により、天然ダイヤモンドの資産価値の方がもっと恐ろしい事になりそうです。
鑑定機関はIGI
日本では馴染みの少ない鑑定機関ですが、世界各国に鑑定機関があり、いち早くラボダイヤの鑑定を始めたところです。現在、ほとんどのラボダイヤの鑑定はIGIになります。
ダイヤモンドのグレード4C+重要な要素
ダイヤを比較する際にも便利な4Cをここでおさらいしておきましょう。
そして、もう一つ重要な要素が蛍光性です。
◆NAYAはラボグロウンダイヤモンドを「世間に広く知らせる」ために、生まれた専門ブランドです。