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4/15(月)-4/21(日)の記録

●黙々とご飯を作った日。

冷しゃぶ。
野菜たちをざくざく切って冷蔵庫で冷やしておく。レタスは手じゃなくて包丁を使うと切り口がすぱんとしてシャキ具合が増す気がする。
タレは豆乳、ポン酢、白だし。食べる直前にかけるのでこちらも冷やす。
沸騰したお湯にお酒をちょろっと。とろ火にしてお肉を3〜4枚ずつ入れ、ゆらゆらと泳がせる。沸騰→とろ火→ゆらゆらの繰り返し。茹で終わったら野菜の上にどーん。

新玉ねぎのスープ。
玉ねぎは大きめのくし切り。バターひとかけ、お塩少々、底が浸るくらいのお水とともにゆっくり煮込む。
柔らかくなったらおたまでやさしく潰してさらにことこと。トータルで30分くらい。スープ作りはある程度放っておけるので好き。

ホタルイカの炊き込みご飯。
生のホタルイカをさっと茹で、目と口を慎重に外す。力を入れると煮汁が噴射するので要注意。生姜は千切りにしておく。
醤油、みりん、砂糖、酒を合わせてイカと生姜を煮込む。煮汁が半分くらいになったらお米と一緒に炊飯器に入れてスイッチオン。
煮汁→お水の順に入れると失敗しにくい。それでもときどきご飯が柔らかくなっちゃうけど、そういう時は具材のポテンシャルが高かったということにしている。炊飯器からやってくるおいしいの匂いを味わえるのは作る人の特権だなあと思う。

胃袋的にはこれで十分お腹いっぱいになるけれど、まだまだ作り足りない気分。
長野で買った胡桃和えを試してみたいし(ほうれん草か小松菜がいいな)、野菜や薬味を切りまくって餃子や生春巻きもしたい。これでもかと具沢山のお味噌汁も作りたい。

料理をするときは段取りや調理に気を取られるので、余計なことが頭に浮かぶ隙間がない。おいしくすることと食べる人のことだけを考えられる。そんな時間にすくわれる。久しぶりにお菓子も焼きたいな。ああずっとご飯を作っていたい。今週はそんなかんじ。


通りかかったマンションの入り口にツツジを見つけた。そういえばちょうど和歌山はツツジが見頃なのではないだろうか。

引っ越して初めての春、暖かくなったら街中のいたるところに咲き出したツツジを見て、この街はツツジ推しなのか…?と驚いた。
白やピンク、紫の花びらに真緑色した葉っぱのコントラストがまぶしくて、和歌山は春色が濃いんだなあと思った。

先日お店によく来てくれていた方が通販を利用してくださった。お元気ですかのメッセージであの頃を思い出す。梱包しながら目元がじわじわする。
今の和歌山はわたしがいた頃より少し更新されていて、あのビルにはあたらしい風が通っている。いろんなお店が移り変わって、お世話になった人や気の合うお客さんたちは今もあの街で暮らしている。それが嬉しくて、ちょっとさみしくて、わたしもまだあの土地にいたらと想ってしまう。

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