5月11日(土)
カラリと暑い日。青空がみどりをくっきりさせていて、街を歩いていると風が気持ちいい。日焼け止めを塗っていなかったけれど、そんなことよりもここにいたいと思えるほど心地のよい天気だった。
図書館でユリイカのバックナンバーが借りられることを知りテンションが上がる。さっそくヤマシタトモコさんの号を借りる。今の自分が違国日記を読み返したら誰に感情移入するのだろう。
お菓子屋さんに寄る。閉店間際だったけれどまだまだ種類が豊富で、顎に手を置きながら悩む。迷いだすとどうしたらいいかわからなくなるので、そういう時は最初に目がいったものを選ぶようにしている。
というわけでレモンのクッキーといちごとシトラスのクランブルケーキを連れて帰った。ほくほく。
帰りの車内で注意書きが目に入る。安全地帯っていいな。安全地帯に住民票を置きたい。窓口は何番ですか。
昨夜、海に行った。ライトが当たった夜の水面はどうにかして形に残しておきたいほど美しかった。こういうとき、すぐに手を動かしてなにか作ることができたらいいのになと思う。
最近は、というか昔から見たものや日々の思考を”作る”という形で外に出したいと思っていて、でもその手段が一向にわからない(出逢わない、に近い)。
人によっては絵を描いたり彫刻や彫金、詩や音楽でそれをしていて、自分だったら店作りがそうなのかもしれないけれどちょっと違う気もする。
地面にうつる木漏れ日もユンスルのひとつだ、と見惚れながら帰った。いつかユンスル(もしくはそのように見える、思えるもの)を集めた冊子を作ってみたいなあ。
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