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マルチタスクは古い!? 2つ以上のタスクを同時にこなす、効果的な時間活用術【デュアルタスク】

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・同時にいくつもの仕事を処理する方法ってないかな?

・マルチタスクができるビジネスマンってカッコいい!

・時間を効果的に使って効率よく仕事を片付けられないかな

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こういった悩みが解決できる内容だと思います。

今回は効果的なタスク処理についてのnoteになります。

まず、世の中の情報は流行り左右されやすいなと、最近、切実に感じます。

「以前は健康に良いとされていた食べ物が、実は体に悪かった」とか、「体に悪いとされていたことが、逆に体に良かった」とか・・・。

科学の進化によって覆った事実もあるし、見る角度によって良し悪しが変わるのは理解できます。

しかし「信じて続けていたら、実は体に悪い影響があった」となると、ガッカリします。

今回、取り上げるタスク処理の方法に関しても同様だと思います。

マルチタスクは効果的?それとも非効率?

何が生産性が高く、何が効率的なのか、正解が二転三転して不可解です。

ではまず先に結論を書きます。

結論:マルチタスクは、百害あって一利なし。デュアルタスクを心がけよう。

では解説していきます。


マルチタスクは一部の天才に許された才能です【断言】

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Photo by Andrew George on Unsplash

現時点で科学的に解明された正解は、コレのようです。

以前、マルチタスクはデキるビジネスマンの象徴のように、もてはやされた時期がありました。

マルチタスクの効果的なやり方をまとめた書籍も多く出版され、書店にはコーナーができていました。

しかし今では非効率というだけでなく、むしろ認知症につながる危険性すらあるといわれています。


”脳は1つのことにしか集中できず、2つ以上のことは処理できない”というのが、現在の定説になりつつあります。

では、2つの課題を同時に処理する方法はないのか?というと、そんな悩みを解決する手法として、”デュアルタスク”が注目されています。

デュアルタスクを活用して成果を上げよう

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デュアルタスクについて、おさらいしてみます。

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〈デュアルタスクとは〉

一度に2つ以上のこと(タスク)を同時に行うこと。

二重課題運動と呼ばれる。

または「ながら作業」ともいう。

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分かりやすいよう、簡単な例を挙げてみます。

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〈デュアルタスクの例〉

・テレビを観ながら料理を作る

・電話をしながらメモを取る

・歩きながら話をする

・歌を歌いながら洗濯物を畳む など

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要は、運動しながらアイディアを出したり、暗記をしたりなど頭を使う作業を同時にすることです。

「あれ?マルチタスクと何が違うの?」と感じると思います。

では、私が実践している方法を紹介しながら解説します。

実は、私は仕事が一番はかどるのは移動中です。

出張の際の新幹線の中、出勤時の電車の中、移動時のタクシーの中、海外出張の飛行機の中などです。

特に通勤途中の電車の中は、効果的に活用しています。

書類の読み込みや、調べ物、読書はもちろんですが、PC作業もはかどります。

特にアイディア出しには、最高の空間といえます。

行き詰まった瞬間、ふっと周囲に目を上げると、新しいアイディアの種になるヒントが流れていきます。

自分にとって電車が特別の空間であることに気付いたのは30歳の頃でした。

だから自分の家を持とうと決めたとき、会社から最低でも1時間ぐらいの場所で探しました。

「移動」+「頭を使う」は、マルチタスクでしょうか?デュアルタスクでしょうか?

デュアルタスクは、ある意味でマルチタスクの一種です。

移動という行動は、私の中で一つ目のタスクをこなしていると解釈しているので、気持ち的な余裕につながり、2つ目の作業に集中できます。

ちなみに、この話を職場でしたとき、「車の中で本を読んだら、酔っちゃいますよ・・」と言われました。

ですので、私の場合、体質も幸いしていますね。

さらに移動中、深く眠ることができます。

通常、家では3時間ぐらいで目が覚めてしまいます。

しかし、特に国際線に乗っているときは8時間以上も寝続けることができます。

気圧のせいもありますが、”移動している”という1つ目のタスクをこなしているので、リラックスでき”休養を取る”という2つ目のタスクに集中できるのかもしれないです。


とはいえ、なぜマルチタスク有効説が残るのか?

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世の中に、マルチタスクが得意な人は2%ほどいるという研究結果があります。

そして彼らを”スーパータスカー”と呼ぶのだそうです。

時間は有限です。

ですから、マルチタスクに憧れ、自分をスーパータスカーと思い込みたいところです。

まあ、ショートスリーパーや速読術なんかと一緒ですね。

しかし一般的な人間の脳は複数のことは同時にできません

そこでオススメなのが、デュアルタスクです。

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〈効果的なタスクの組み合わせ例〉

・”運動”と、”思考(アイディア出し)”もしくは”暗記”

・”習慣化した業務”と、”集中を必要とする業務”

・”単純作業”と、”複雑な作業”

・”時間軸の長い業務”と、”短い時間でこなせる業務”

など

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種類の違う2つ以上のタスクを組み合わせることで、時間を効果的に活用することができます。

ジムで筋トレしながら仕事でのプレゼンのイメージトレーニング、ランニングしながら講演会やセミナーを聞いたり、ゴルフをしながらスマホで書類をチェックしたり、無意識にしている方も多いと思います。

仕事の成果につながるよう、デュアルタスクの活用を意識してみてはいかがでしょうか。

最後にまとめ

最近は、”シングルタスクをマスターすることこそ、生産性が上がり高いクオエリティの結果につながる”と見直されています。

最高のパフォーマンスを発揮するために、自分の仕事を見極め、自分に合ったやり方を見つけることが重要だと思います。

私は、”遊びながら働く”のもありだと思っています。

今回は以上です。ありがとうございました。

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