見出し画像

否定はダメよ!デート中は私の話も聞いてほしーの♡宣言(2)

話題が豊富で動物好きのマメな人。職人肌でちょっと個性的(いやだいぶだったかも)なマサユキさんは悪い人ではないのですが、話の入りが「違うよ!」から始まるので私は何となく盛り上がりませんでした。

「すみません、そろそろ時間が・・・」

「あ、ナヲ子さんこの後予定あるんでしたっけ?楽しくてあっという間でしたね!ナヲ子さん笑顔も素敵だし、すごくタイプですよ。僕のことどうですか?」

マサユキさんは自分の話したいことをずーっと話していたのでとても充実した楽しげな表情です。期待満々な瞳で「どう?」と聞かれたので

「沢山経験を積まれているので話題が豊富ですよね!多趣味でマメなところもすごいと思います」

と、男としてどうかには言及せず、核心には触れなかったナヲ子。だってさぁ、初対面の年上男性に面と向かってあーだこーだ批判めいたこと言うのもねぇ・・・。

喫茶店を出ると、「今日の記念に二人で写真を撮りたいけど、いい?」と聞かれ「写真は苦手ですみません・・・」と返しましたが、「お願い、一枚だけ!」と頼まれ2ショット写真を撮りました。付き合いたての恋人っぽい距離感の写真に満足気なマサユキさん。なんか盛り上がってる?!

別れた直後にLINEがきて

「今日はありがとう!ナヲ子さんのことタイプですよ!!ナヲ子さんも僕のことタイプって言ってくれてありがとう😍またご飯いきましょ🎶」

とクマのカップルがチューしているスタンプが送られてきました。え、私タイプだなんて一言も言ってないんですけど???マサユキさんの脳内で一体何が起こっているんだ?!変換モードの不具合か?!

でもさっきまで普通にお話ししていたのに別れた瞬間突然無視するのも人として失礼な気がしたので、「こちらこそありがとうございました。色々お話し聞けて楽しかったです!はい、また機会があれば😊」と曖昧な返事をしておきました。

しかしマサユキさんにそんな私の気持ちは全く伝わらなかったようで「めちゃくちゃ嬉しい❤️❤️❤️」とめちゃくちゃ前向きな返信がきました。

そこから恋人同士のようなラブラブLINEが定期的に来るようになったのですが、私は一向に盛り上がらず、返信も遅くなり、ついには既読スルー。

マサユキさん、ごめん。察してくれ・・・

私の中ではここで終了のつもりだったのですが、マサユキさんは健気にLINEや電話を寄越してきます。それがだんだん不憫になってきたのと、そんなに私のこと好きなの??と情にほだされ、もう1回くらい会って決めてもいいかなぁという気がしてきました。

無責任な女友達の「一回会っただけじゃ分かんないこともあるんだから、行ってきなよ〜」もナヲ子の肩を押しました。初デートから1ヶ月後、マサユキさんへのモヤモヤした印象も薄れかけた頃に、私の気持ちも少し前向きになりもう1回だけ会ってみることにしました。

さて、マサユキさんの印象は変わるのか?一発逆転あるのか、ないのか。長くなってきたので続きはまた明日お届けしますね!

今日もここまでお読みいただきありがとうございました。スキ&コメントもお待ちしております!






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?