見出し画像

退職・転職を考えている方へ/国からお金をもらいながら職業訓練校(ポリテクセンター)に通うことをお勧めします

こんにちは、よしっさです。

新卒で働き始めた方は、4月中旬に差しかかりますが、すでに転職を考えている方もいるのではないでしょうか。


私は自衛官時代に部下から「退職したいです」と相談を受ける側だったので、辞めたい人の心理はそれなりに理解できます。


ただ、現役自衛官時代は「待って、辞めないで」と引き留める側でしたが、やはり辞めたいと希望する部下に退職するにあたって、どうしたら再就職に有利になるかも色々と調べてはアドバイスをしていました。


最近は転職に際しての国や行政の支援制度がかなり充実してきています。


今回はその中でも職業訓練校(ポリテクセンター)に職業訓練給付金等を受け取りながら通うシステムについて触れながら、再就職活動を有利に進められることについて解説したいと思います。

職業訓練校・ポリテクセンターとは

全国の主要都市にある施設で「職業能力開発センター」「ポリテクセンター」などと呼ばれ、失業中で再就職を考えている人、アルバイトやパート、自営業でも時間に余裕がある方向けに講義は無料(テキスト代他使用する物はいくつか有料)で再就職に役立つ知識とスキルを身につける場所です。

ちなみに細かく言えば国(厚生労働省)や自治体がサポートしているのは職業訓練は大学や専門学校などに協力してもらう民間委託と呼ばれるものもあります。

東京都の都立職業能力開発センター2022年版の入校案内はこちらのPDFを参照してもらえたらと思います。(https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/kyushokusha-kunren/school/入校案内2022第二版.pdf

東京都だけなく各道府県にもあります。

地域の職業訓練校によりますが建築、電気工事、金属加工など昭和の時代からある職種以外にCAD、プログラミング、WebデザインなどIT系の学習ができるカリキュラムを組んでいるところもあるようです。

入校のメリット

国家資格取得に必要な知識と技能の教育が受けられる

職業訓練校であれば実業高校で学べるレベルの技術系教育が受けられ、最終的に国家資格を取得できるようになるまで知識と技能を得られます。

職業訓練短期大学校や職業訓練大学校になればそれぞれ短期大学卒、専門学校卒及び大卒程度となります。

履歴書への記載

職業訓練は就職の履歴書にちゃんと書けるものです。また晴れて資格が取れた場合はちゃんと資格欄に書けることから再就職でかなり役立ちます。

今がチャンス!求職者支援制度でお金をもらいながら通える

お金がなくて訓練に通えないという人のために「職業訓練給付金」「失業給付金」など様々な支援制度があります。

ほとんどの方は仕事を辞めて再就職のための準備として通うことになるかなとは思いますが、この場合雇用保険(失業手当)を貰いながら通う事ができます。

毎月の安定した収入がない方でも職業訓練給付金と言って条件では月10万円程度貰いながら教育を受けられる制度があります。

さらに交通手当も別途支給される場合もありますから詳しくは近傍のハローワークで確認してみましょう。

参考に厚生労働省が実施している教育訓練給付制度ページのリンクを以下に貼っておきます。

厚生労働省サイト「教育訓練給付制度」ページ

再就職の時に職歴・学歴として記載できる

職歴・学歴ステータスがそれなりに高くなり、職業訓練短期大学校なら例えば専門学校卒以上のところにも応募できるようになります。

同様に職業訓練大学校であれば学士を取得することになりますので大卒として学歴に記載できます。

より多く、高待遇の求職者情報が手に入れられる

ハローワークや直接企業が行っている求職者情報、採用情報がネットで見られる時代ですが、それはどんな人でも見ることができます。

反面、企業の人事採用担当者としては素行不良や、すぐにバックれる人物の応募に気を遣うことになり、従ってそれなりに賃金の高い企業は採用条件のハードルが高めに設定されてたりします。

ここで職業訓練校に通っているとなると、社会的なステータスの保証がされた人物として扱われるため、比較的賃金の高い求職情報にアクセスできるようになったり、職業訓練校によっては就職アドバイザーがいて、自分のスキルに見合った就職先の紹介をしてくれたりします。他にも自治体の臨時採用などの情報も頻繁に手に入ります。

お金を貰いながらの教育は気が引ける?

それまで働いていた方なら所得税、住民税、学生経験しかない方でも消費税などの税金を義務として国や住んでいる自治体に納めています。

あなたの納めた税金で職業訓練校やハローワークなどが運用されています。

言うなれば保険にお金を払っていたのでそれを返してもらう時が来たと言えます。遠慮なく受け取りましょう。

他にもこんな人にはおすすめ

  • 高校、大学を卒業したけど低い給与のパート・契約社員の就職先しか見つけられない

  • とりあえずなんでも良いから国家資格をとりたい

  • 定年退職して暇を持て余している人。

スキルアップは独学より講習、セミナーを受けるのが高効率です

怪しい情報素材のセミナーではなく、手堅い国家資格につながる国や自治体の職業訓練カリキュラムを国や行政からの給付金と合わせて活用しましょう。

以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?