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K-POPと散歩と写真が好きな建築界隈の人です。

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マガジン

  • 駄文

    とりとめもなく考えたことを、恥も知らずに晒す場です。 共感性羞恥を存分に味わえます。

  • K-POPにまつわる戯言

    敬愛するK-POP文化についてあれやこれやと分析・考察します。 いちファンの戯言なので変な事言ってても気にしないでください。

最近の記事

ルーフトップ空間についてのメモランダム #01

とある雑誌の表紙が目に入ったとき、ある単語に衝撃を受けた。 「ルーフトップカルチャー」 ルーフトップに対して、カルチャーというラベルがこれほどまでに据わりの良いものであることに、その文字列を見るまで気づかなかった。 膝を打つと同時に、これまで自分がルーフトップに対して無意識のうちにむけていた関心が洪水のように頭を満たした。 さて、雑誌とは言ったものの、これは現実に存在する雑誌ではない。 浅野いにお氏の漫画、MUJINA INTO THE DEEPに登場する一コマだ。

    • 怪物は「誰」なのか

      私は「誰」なのか私は保利先生に自分の像を重ねた。 ほとんどズレがないほど近いと思う。 自分が小学校の教師だったら、作文課題の際にかつて自分が書いた作文を引き合いに出してしまうだろう。 子供たちの小さな争いごとはその場で解決できるように無理に促してしまうだろう。 書籍の誤植探しとまでは言わないまでも、人の論理矛盾やミスを見つけては、にやりとしてしまう底意地の悪さがあるだろう。 だからこそ、物語の中盤ではたと気づいてしまった。 物語序盤の描写を思い出して、自分はもしかしたら、

      • NewJeansが作り出すリアリティとその行方 #6

        4章 第4世代K-POPガールズグループが作り出すリアリティ(中編) 前記事では、STAYCとLE SSERAFIMを取り上げ、アイドルという人間のリアリティについて概観した。 ノンフィクションに近い部分を見せることは、ビハインドを一つのコンテンツとして成立させたK-POP産業の流れを汲みつつも、一歩先を行ったリアリティの作り方であった。 ↓前記事(長い) NewJeansのリアリティを特定するには、まだ参照点が足りないだろう。 この記事では、他の参照点として、ITZ

        • NewJeansが作り出すリアリティとその行方 #5

          4章 第4世代K-POPガールズグループが作り出すリアリティ(前編)ここまで、NewJeansが作り出すリアリティについて、デビューアルバムのEPにまつわる様々なクリエイティブを分析することでその輪郭をあぶりだすことを試みてきた。 ↓これまでの記事(長い) 思ったよりかなり、長くなってしまっている。。。 どうせなら、無限に章を作って終わりのない論考みたいになったら面白いかもしれない。 サグラダファミリア的な論考。なんかかっこいい。 戯言は置いといて、進めよう。 さて

        ルーフトップ空間についてのメモランダム #01

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          NewJeansが作り出すリアリティとその行方 #4

          3章 NewJeansに抱く親近感の正体3.1 ローファイかつハイクオリティなアートワーク K-POPファンの間でも、NewJeansのアートワークには大きな注目が集まっている。SNSの反応を見ると、アートワークへの感想として、”かわいい””おしゃれ””かっこいい””欲しい”といった前向きな感想が多く見受けられる。 恥ずかしながらこれまでアイドルのアルバムを複数枚購入したことはなかったが、今回ばかりは6形態アルバムを買ってしった。不可抗力。アートワークが良すぎました。

          NewJeansが作り出すリアリティとその行方 #4

          NewJeansが作り出すリアリティとその行方 #3

          2章 NewJeansが体現する思春期像(後編)2.4 HurtのMVを通して写し出される自らのイノセンス "Hurt"は3曲目のMV投稿であり、Attention→Hype Boyという流れからして、大きな期待の元に待たれた。 そして、いい意味で予想は裏切られる。 "顔"との対峙を促すシンプルな構成 上記2曲ののような大掛かりなロケによるMVからは打って変わって、HurtのMVはメンバーの"顔"をアップで映すという非常にシンプルな構成であった。 どアップすぎて最

          NewJeansが作り出すリアリティとその行方 #3

          NewJeansが作り出すリアリティとその行方 #2

          2章 NewJeansが体現する思春期像(前編)2.1 "思春期像"という仮説 ミン・ヒジン氏のインタビューを引用した部分でも述べたが、NewJeansのMVやアートワーク、楽曲をみるに、何か個別の参照元があるというよりは、膨大なインプットを噛み砕き再構築された作品群であるように思う。 よって、楽曲ごとにMVの表現も異なるし、楽曲自体も各曲特徴が際立っている。しかし、その全般において、なにか漠然とした一貫性があり、私たち鑑賞者はなんとなく似たような感想を抱いているようで

          NewJeansが作り出すリアリティとその行方 #2

          NewJeansが作り出すリアリティとその行方 #1

          1章 はじめに1.1 背景と目的 私がこの記事を書いている理由は、端的に言うとNewJeansにハマってしまったからである。 リリースされた4曲は繰り返し聴き、MVも何回も見ている。次々と公開されるコンテンツも漏れなくチェックしているし、アルバムもBluebook ver. の6形態を購入済みだ。 一見、上記の行為は健全なオタ活のようにも見えるが、一つ大きな問題がある。 そのクリエイティブの素晴らしさゆえに、様々な考察に脳の大半が割かれて、純粋に楽曲やアーティストのパ

          NewJeansが作り出すリアリティとその行方 #1

          NewJeansが作り出すリアリティとその行方 #0

          2022年7月22日の深夜0時。”NewJeans”は前触れもなくミュージックビデオを世に放ち、8月1日に鮮烈なデビューを果たした。 本記事は未だその衝撃の余韻を残す5人組ガールズグループ”NewJeans”に関する分析・考察記事である。 以下、本記事の目次を提示するが、長くなってしまったので分割して投稿していきたい。 1章 はじめに  1.1 背景と目的  1.2 免責事項  1.3 既往の言説と本記事の位置づけ  1.4 方法 2章 NewJeansが体現する思春期

          NewJeansが作り出すリアリティとその行方 #0