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社内勉強会どうやってるの?

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2021の 4日目の記事です。

ナビタイムジャパンの社内勉強会運営委員の牧場ななつのこです。
ナビタイムジャパンでは1年におよそ100回の社内勉強会を行っていて、週に2回以上開催している計算となります。どうやってそんなに勉強会やってるの?と、聞かれることがありますので、今回ちょっとまとめてみました。

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勉強会、こういう狙いでやってます

ナビタイムジャパンの社内勉強会は「互いに教えあう」を大切にしています。企業が提供している研修コースにも優れたものは多くありますが、社内講師であれば受講者の業務に直結した内容にアレンジできます。また、講師にも人に教えることでの知識の再整理・発表の練習の場として活用してもらっています。
内容は業務に関わることであればなんでもOKで、テクノロジー・マーケティング・社内事例・ツール共有等、様々な目的の発表の場として利用されています。(「Jira入門」「リファクタリング」等の技術関連から「雑談の効用」「住所の知識」といったマネジメントやサービス提供に役立つ少し変わったテーマも行っています)

数を大切に

社内の勉強会は業務時間を使っています。そのため目的や費用対効果を重視していた時期もありましたが、発表する意欲はあるのに実施までの定義づけや効果測定方法の検討ばかりに時間を費やし、結局なにもできないまま立ち消えてしまう、もったいないケースもでてきました。
効果を気にするあまり、せっかくの学習の機会が失われるよりも、学習を続けることの方が、ナビタイムジャパンにとって大切であると考え方を転換し、費用対効果の代わりに学習を続けること=実施数を重要視するようにしています。

気軽に参加できる雰囲気も大切に

「みんなに何かを伝えたいな」と思っても、ゼロから勉強会の形を考え、会場を準備して開催にこぎつけることはなかなかハードルが高いことです。ナビタイムジャパンでは運営委員が準備をサポートをすることで、発表したいエンジニアが勉強会を開催する意欲を後押しします。また、発表時間も基準を30分とし、発表する側・参加する側のハードルがあがりすぎないよう、ルールを定めています。

運営負担はできるだけ軽減

多くの勉強会を開催することで、開催のノウハウも溜まってきました。
発表テーマは運営委員に発表したいと相談をする場合もありますし、運営委員が社内で強化したいスキルを話し合って、詳しい人に依頼する場合もあります。発表が決まれば、下記フローに従って、開催までサポートしていきます。

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運営上必要なものは全てGoogle Apps Scriptを利用して自動生成することで、運営負担の軽減につながっています。(日程・テーマ・会場などの情報から告知文・カレンダー登録・実施後アンケートを自動生成しています)

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勉強会実施後のアンケートは3つの項目を埋める簡単なものになっています。その中には自由記述項目があり、社員からの素直な感想が寄せられるので講師の次回勉強会開催への励みになっています。

続けることが何より大事

昨年からのコロナ禍で、ナビタイムジャパンでも急遽在宅勤務を取り入れましたが、個々に試行錯誤が進む中、在宅勤務のコミュニケーションをテーマにした発表も多く行われ、気軽に情報共有できる場として、勉強会の仕組みが活躍しました。
社内勉強会の仕組みができて6年ほどたちますが、よいサービスを提供し続けるには個々のレベルアップや継続的な学習も不可欠です。変化が大きい時代こそ「続けること」が大事で、運営委員で定期的に集まったり、優秀な勉強会を表彰したり等、忙しくてもやる気を持続できるような試行錯誤を続けています。

おわりに


今回は、ナビタイムジャパンの社内勉強会について書かせていただきました。
今でこそ仕組みも整い、多くの勉強会を開催していますが、はじめは「なんのために?」「いったいどうすれば?」という状態からのスタートでした。それでも、少しずつ工夫しながら開催していったことで、今では「全社的にもっとやっていこう」という流れになっています。もし、「勉強会をどうやってやろう?」と思っている方がいらっしゃいましたら、難しく考えすぎず、良いと思ったことを少しずつでも行動に移していくといいのかな? と思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。