見出し画像

姿勢が悪いと筋力が低下する

痛い施術には訳がある

基本的な生活習慣には、両腕を上に挙げる「挙上」という姿勢が少なくなっています。

朝のラジオ体操をしている方々は腕を上に挙げる種目で両手の運動をしていますが、体操や運動をしていない方にとっては大胸筋の運動は生活の中に含まれていません。

そのため、筋力の低下が起こり、肩関節を支える部分が早く衰えてしまいます。

具体的には、腕の下垂です。

肩関節に付随する筋肉が使われていないため、重さを支えることができず、重力に負けてしまい、

結果として「四十肩・五十肩」と呼ばれる肩関節の炎症が起こってしまいます。

図を用いて説明します。

このように、本来関節窩に乗っているべき上腕骨頭が下に下がり、上方や側方に移動してしまい、

可動範囲が制限され、引っかかったような感覚が生じます。

この状態が長く続くと、関節唇が石灰化し、ひどい場合には内視鏡手術が必要になることもあります。

このような状態を避けるためには、早い回復と筋肉の低下を防ぐために、可動域の確保と可動運動の再開が重要です。

そのためには、関節に負荷をかけずに可動域を確保する手法が必要です。

重力延伸法がその手法です。この方法をしっかりと学んでいただきたいと思います。

この方法により、回復を早め、リハビリの精度を上げ、石灰化を防ぎ、患者さんの回復をサポートしたいと思っています。

ただし、痛い部分の施術が必要になるため、痛みに立ち向かっていただく必要があります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?