見出し画像

鬱病

旦那が今日から実家に帰った。正直ホッとしている。3年前の夏に鬱病と診断され、良くなったり悪くなったりを繰り返している。二週間前に3度目の再発。仕事に行けなくなって一週間前に退職した。3年前、鬱病になった時に働いていた工場はコロナ禍の中倒産した。その後やっと見つけた工場も時間外労働が多くて退職。次に就職したのはこじんまりとした会社だった。順調に行けてたのに異動の話で躓いた。鬱病の旦那が異動となると環境の変化がついていけなくなり難しい。異動を断ったら罵倒された。そして、再発。
気分転換にと訪れた宗教的なカウンセリング。薬をやめたらどうかと言われて、鬱病の薬を3日間飲まなかった。不安な気持ちと心配な気持ちに押しつぶされて旦那は緊急で精神科へ受診する事となった。そして、実家に帰っていったのである。
鬱病というものを頭では分かっているつもりだが、私は旦那を責めたてた。ひどい女だ。後悔しかないが、ギリギリのところで踏ん張ってた私の心は崩壊した。朝から罵倒した。居なくなればいいのにって思って仕事に出かけた。夕方、職場に電話があった。職場にかけるなってあれほど言っているのにかけてきたからキレた。
一人になりたかった。もう苦しくて悲しくて、自然に涙が出てくる。どっちが鬱病なのかわからない。旦那のお母さんが気がついて、しばらく実家で過ごすことを提案してくれた。75歳のお母さんにこんな心配させてる自分にもイライラする。
死んでしまえって思った。嫌な女だ。絶対バチがあたる。私が死んだら地獄に落ちる。それでもいいって思った。
一人で家に帰ってきてシャワーを浴びてビールを飲もうとソファに座ったら、旦那が書いた二人でやりたい事があった。

涙が出た。
ごめんなさい。許してください。
心が折れてたのは再発した旦那じゃなくて、私だった。こんなに大切に思ってくれてたのにごめんなさい。
明日、仕事が終わったら旦那を迎えに行こう。もう何も望まず2人でのんびり行こう。
ごめんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?