結婚10周年にして思う
『世界一流エンジニアの思考法』牛尾剛著 を読む。
いつもは最初から読み始める。しかし、前半読んだところで消化不良になって「読みたくなくなる」ことが多いので今回は目次を見て「美味しそうなところ」からつまんで読んだ。
そこで書かれていた文章は私の心に突き刺さる。
63年生きて、さまざまな自己啓発の本を読んだり、セミナーを受けたり。とうとう最後は世界的に有名なアンソニー・ロビンスのセミナーを受けるためにアメリカまで何度も足を運んだ。
その根底には、苦労すればいつかは報われる。
頑張れ!頑張れ!頑張れ!という体育会系の叫び声が常に心の中にあった。
で・・・・成功したの?
と言われると・・・・
正直に「はい!」と答えることは出来ない。
こんな頑張っているのにうまくいかない。
そんな時は頑張りが足りないと思い。
もっと自分を険しい道に追い込んだ。
幸せとは無縁の環境に身を置き、努力することで幸せを掴もうともがいていた。
もう一度さっきの文章を見る。
もっと早くこの言葉に出会っていれば・・・・
と思ったが・・・
実は出会っていたのだと思う。自分の気持ちが「そんなことは無い」と疑ってかかっていれば、たとえそれが正しいことを書いてあったとしてもそれを信用しないし、心にも残らないものだ。
手前味噌だが、私は結婚して変わったのだと思う。
それも、結婚してパートナーと生活を共にして10年経ってようやく先ほどの文章の本当の意味を汲み取ることが出来たのだと思う。
ちょっと照れ臭いが・・・ありがとう嫁さん。
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