無知であることのすすめ
無知であること。
無知であることは罪である。
有名な言葉だ。
私もそう思っていた。
つい最近まで。
無知であるが故に他人を傷つけたり
恥をかくことがあるからだ。
でも最近は無知でいることは悪では無いと思えてきた。
ふと見上げた空にいくつもの層になっている雲が美しい風景を作り上げていたのを見つけた。
私は雲の高さがどのようにして決まるかを知らない。
ふと、知りたくなった。
この美しい風景を作り上げているそれがどう成り立っているのか。
私は無知である為に世界に色々な興味を持てる。
無知であるが故に
あなたのことをもっと知りたいと思える。
無知である私はまだ生きていたいと思える。
人は皆未来に対して無知であると思う。
予測や推測はあくまで起こりうる可能性の話をしているだけ。
その予測が世界の行く先を決めるかもしれないけれど。
私はいつまでも無知でいたい。
無知でいることは決して罪では無い。
無知でいることを恥じる必要は無い。
ただ無知でいることに慣れてはいけない。
無知は確かに人を傷つける。
既知を糧に無知を探求していければ良い。
ただみかけた偶然の美ししさに心が動いたそれだけの話。
無知であれ。
そして、美しくあれ。
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