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歴史がすきということ

好きな事や趣味から知り合う人も多いけれど、その逆もまた割と沢山あると思う。知り合った人の影響で趣味になったり好きな事になったり。

私が歴史を好きになったのも初めはそんなもの。小学校の先生が、歴史を好きだった。その先生は違う教科の授業中に脱線してロマン溢れる歴史の話をしてくれた。もちろん合う合わないもあるし、全ての人が同じものに興味を持つわけではないから響かない人もいるだろうけれど、私には響いた。違う先生だったら自分が歴史好きになったかどうか分からない。生きていく中で、時々そういう影響される人に出会う事がある。

そんな訳で古代史から幕末あたりまで幅広く歴史が好きで、ある時は古墳の公開を見に行ったり、ある時は神社めぐりをしたり、またある時は本で歴史に潜ったり、旅と歴史をくっつけたりと生活の割と近いところに歴史がある。

去年、宇佐神宮へ行った。

とても広い境内に驚き、都から離れた大分県に何故こんなに大きな神社があるのかと考え出すと様々な想像ができて、ワクワクした。

一昨年は熊本県のチブサン古墳を見に行った。

九州北部~中部辺りには装飾古墳が沢山あり、一部直に見ることができる古墳もある。大昔の人も同じように九州の土地で生活していて、電気もない中古墳の中に絵を描いていた。

九州には邪馬台国があった説もある。(あくまでも説ですが)生きているうちにその真実を知ることはできないけれど、古事記との関連や実際との相違は何なのか。考え出すと面白い。

そして何百年、何千年先の世界では今現在の私たちの生活はどんな歴史として残っているのか、それも知りたいけれど知ることは絶対できない、歯痒さ。

教科書に載るのは歴史の中のほんのひと握り、その本の隙間には本に載らない私たちと何ら変わらない大勢の人が生きてきた歴史が混ざっている。

"その中で目立った人が名前を残しているだけ"

今落ち込んだり笑ったりしながら生きている私たちも歴史の一部。そう思うと、歴史って面白いし、そんなに難しい話じゃないと思うようになった。


こんな面白い歴史を好きになるきっかけをくれた先生にはお礼を言いたいくらい。

でもきっと先生本人は人ひとりの趣味を作ったとは思ってもいないかもなぁ、と思うと、人と人との接点って不思議なものだなと思わずにはいられない。

これからどんな人と出会って、どんな風に感じ自分がどう変わっていくのか。怖くもあり、また楽しみでもあったりする。

みなさんの影響された方はどんな方ですか?






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